フラボバクテリウムとは? わかりやすく解説

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フラボバクテリウム(属) [Flavobacterium]

 細菌の1属である。グラム陰性好気性菌で、運動しない丸みのある桿菌または球桿菌(0.5 x 1.0-3.0μm)である。細胞内黄色色素(カロテノイド)をもち、ポリ-β-ヒドロキシ酪酸顆粒がない。新生児未熟児感染して化膿性髄膜炎(致死率55%)の原因となり、成人では心内膜炎をおこすメニンゴセプチカム(F.meningosepiticum)はペニシリンストレプトマイシンなどに耐性で、ヒビテンのような消毒剤にも抵抗するので、院内感染原因一つ考えられるそのほかにこの属の細菌には魚類病原菌もある。魚類細菌性(えら)病菌(F.branchiophira)はサケ科魚類、フラボバクテリウム症(F.balustinum)はアメリカで海水魚病原菌として知られている。



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