パンカロ・ファミリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/08 16:25 UTC 版)
「薔薇のマリア」の記事における「パンカロ・ファミリー」の解説
エンツォ・パンカロ パンカロ・ファミリーの首領。ジェードリの赤線地区を統一したことから、通称“パパ・パンカロ”と呼ばれる。一代でパンカロ・ファミリーを築き上げた偉大な人物だが、三男チーロをかばって「罪そのもの」の魔術により死亡。 ウーゴ・パンカロ エンツォの長男。少年時代は「テリブル(恐怖の)・ウーゴ」と呼ばれ恐れられていたが、母に諭され芸術の道へ進む。特にピアノを好み、よく弾いているが指の力が強すぎるため音が外れてしまう。また、男色の気がある。芸術を始めてからは昔の凶暴性は影を潜めていたが、血塗れ聖堂騎士団との戦いで復活。活躍はするものの、エンツォと同じくチーロをかばって死亡。 ニーノ・パンカロ エンツォの次男。額が異様に狭く、そのことに触れると激怒する。また、解剖愛好癖があり、何かにつけすぐにナイフを出す。チーロをかばって死亡。 チーロ・パンカロ エンツォの三男。単純かつ短気で、考えること、我慢することは苦手。筋骨隆々といった体格で、身長は190cm近くもある。ヘンリー・ブラックモアに右腕を切断され、現在その右手は戦闘用の義手「ハンマーパンチ壱號」と化している。「罪そのもの」との戦いで4人に庇われ一命を取り留めるが、その時のダメージが原因で意識不明に。回復後、ジョーカーの指揮の元でファミリーとともに血塗れ聖堂騎士と戦い、勝利する。 災厄の時代突入後は、ファミリーと共にジョーカーに付き従い各地を転戦。現在はモトローリィの玄関口で難攻不落と名高い要塞都市シャッコーで悪魔の軍団と戦っている。 カルロ・ボッシ パンカロ・ファミリーのボス「パパ・パンカロ」に仕える腕利きの幹部。「パパ・パンカロ」亡き後、「パンカロ・ファミリー」暫定的に指揮していたがチーロの回復後は以前同様に補佐を努める。睨みつけの怖さは殺人的で、チーロをも震え上がらせるほど。特殊な指輪を嵌め、特殊な振り方をすることで驚異的な切れ味を発揮する、奇剣「蓮華」の使い手。 ジョゼッペ・ザンニーニ “闘鬼”。エンツォの義兄弟で、パンカロ家の三兄弟にとっては伯父のような存在。殺しと拷問のスペシャリスト。チーロをかばって死亡。 リク ジュードリに流れ着き、ローラに拾われ孤児たちを世話している家に居候しながら「パンカロ・ファミリー」に仕事をもらっていた青年。 最初はパンカロ・ファミリーの下働きだったが、血塗れ聖堂騎士団の事件の際、正式にパンカロ・ファミリーに加入する。 本人は隠しているつもりだが人間離れした運動能力を持つ。正体は擬態能力を持ち他の生物を食らって力にする人外の生物で、「穢れし者どもの国」で代役をした彼の美しさの象徴であるアジアンの姿に擬態している。だが、アロンズ・ニードルスピアに敗北して以来、擬態能力が極めて不完全なものになってしまった。
※この「パンカロ・ファミリー」の解説は、「薔薇のマリア」の解説の一部です。
「パンカロ・ファミリー」を含む「薔薇のマリア」の記事については、「薔薇のマリア」の概要を参照ください。
- パンカロ・ファミリーのページへのリンク