カザルス【Pablo Casals】
カザルス, パブロ
1.学習・師事歴
音楽家夫妻のもとに生まれたカタルーニャ出身の作曲家。幼少の頃よりピアノ、オルガン、ヴァイオリンを学んだ。1887年にバルセロナ市立音楽学校に入学し、チェロをガルシーアに、ピアノと作曲をロドレーダに師事。1893年には摂生女王の奨学金を得て、マドリード音楽院で作曲をブレトンに、室内楽をモナステリオに師事している。その後、ブリュッセル音楽院も訪れた。初期の作品(ミサ曲や交響詩、弦楽四重奏)は、ブリュッセルを訪れた際、音楽院の院長へファールトに認められたが、チェロの教授と折り合いがうまく行かず、奨学金を断念してパリのミュージック・ホールの第2チェロ奏者となった。
2.指導歴
1996年にバルセロナに戻った際、教職に就いている。また、1919年には、パリのエコール・ノルマル・ド・ミュジックの創立に携わった。
3.作曲以外の活動
チェリストとして、早い時期から独自の運弓法・運指法を模索していた。
パブロ・カザルス
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パブロ・カザルス(Pablo Casals、カタルーニャ語:Pau Casals, 1876年12月29日 - 1973年10月22日)は、スペインのカタルーニャ地方に生まれたチェロ奏者、指揮者、作曲家。カタルーニャ語によるフルネームはパウ・カルラス・サルバドー・カザルス・イ・ダフィリョー(Pau Carles Salvador Casals i Defilló)。
- ^ 『音楽がわかる世界地図』(ロコモーションパブリッシング ISBN 9784862120281)p.74
- ^ 1957年から1961年にかけてカザルスに師事。カザルスはニューヨークでの会見で「平井こそは我が後継者となるだろう」と述べた。
- ^ 『愛に生きる―才能は生まれつきではない』(講談社現代新書 ISBN 9784061154865)
- ^ “チェロ科の歴史”. スズキ・メソード チェロ科公式サイト. 2022年2月7日閲覧。
- ^ キャンベル (1994)、227頁。
- ^ 音程に関するカザルスの考えは『カザルス The art of interpretation』(デイビッド・ブルーム著)や『現代チェロ奏法』(モーリス・アイゼンバーグ著)に詳しい。
- ^ ただし、戦後1958年に行なわれたコルトーの引退コンサートには出演し、ベートーヴェンのチェロソナタ第3番をコルトーのピアノで演奏している。
- ^ ブダペスト弦楽四重奏団の一員でもある
- ^ なお、一部はペルピニャンで開催された年もある。
- ^ mp3: [1]
- ^ NHK「にっぽん点描 最期のコンサート~あるチェロ奏者の死」(1996年11月17日初放送)
固有名詞の分類
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