「表現する音程」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 04:27 UTC 版)
「パブロ・カザルス」の記事における「「表現する音程」」の解説
カザルスの演奏、1929年 J. S. バッハ『無伴奏チェロ組曲 第1番ト長調』BWV 1007 前奏曲 この音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。 カザルスの演奏は、シャープ記号(半音高く)の音が半音より高く、フラット記号(半音低く)の音がより低い傾向があると指摘されたり、音程が不正確で現代と比べれば技巧的には前時代的などと批判的に指摘する者もいる。しかしカザルスは、音程も表現の手段であり、同じ音階でも上昇するときと下降するときでは異なる音程をとる必要があると語っている。したがって、カザルス自身はそのことを十分承知の上で、表現上あえて音程をずらしていたのである。
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