ノイズキャンセリング‐ヘッドホン【noise canceling headphone】
ノイズキャンセリングヘッドホン
【英】noise-canceling headphone, noise-canceling headphones, NC headphones
ノイズキャンセリングヘッドホンとは、騒音・雑音を打ち消す仕組み(ノイズキャンセリングシステム)が搭載されたヘッドホンの総称である。
ノイズキャンセリングヘッドホンには外部の音を拾うマイクが備わっている。拾った音の位相を分析し、逆位相の音を発生させて、周囲の音を打ち消す(相殺する)ことによって周囲の雑音の低減を実現している。周囲の雑音が抑制され、通常よりもヘッドホンの音が聞きやすくなる。
ノイズキャンセリングヘッドホンの主なブランドとしては、ボーズ(Bose)、ソニー、ビクターなどを挙げることができる。
参照リンク
ノイズキャンセリングヘッドホン - (ソニー)
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ノイズキャンセリングヘッドフォン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 19:20 UTC 版)
「ヘッドフォン」の記事における「ノイズキャンセリングヘッドフォン」の解説
「消音スピーカー#ノイズキャンセラー」も参照 雑音と逆位相の電気信号を音源信号に適量付加することにより、雑音と逆位相の音を発生させ、騒音をある程度相殺する方式のヘッドフォンである。周囲の騒音を拾うためのマイクロフォンと、騒音信号を増幅するためのアンプを内蔵し、このために電池などを別途必要とする。iPodなどの普及と共に近年人気を集めている。2006年にはパナソニックとソニーのデジタルオーディオプレーヤーの一部にノイズキャンセリングヘッドフォンが標準で添付されるようになった。 ノイズキャンセリングヘッドフォンの騒音低減率はだいたい20dB程度であり、一般の騒音用耳栓の約30〜40dBには遠く及ばない。特に、ノイズキャンセリングヘッドフォンは、高音域の騒音を低減することが原理的に苦手であり、低減はおおむね低音部のみ行われる。このように騒音を完全に相殺できるわけではないが、鉄道や自動車などの車両内における低音騒音にはある程度効果が認められている。騒音相殺アンプを迂回できない機種の場合、充分に静寂な環境では、このアンプの出力に含まれる雑音信号成分(ヒスノイズ)が逆に気になることもある。
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