ナツイブキ【ナツイブキ】(飼料作物)
登録番号 | 第5725号 | |
登録年月日 | 1997年 10月 9日 | |
農林水産植物の種類 | ソルガム | |
登録品種の名称及びその読み | ナツイブキ よみ:ナツイブキ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2003年 10月 10日 | |
品種登録者の名称 | 長野県 | |
品種登録者の住所 | 長野県長野市大字南長野字幅下692の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 滝澤康孝 丸山寛治 春日重光 萩原英雄 我有満 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,アメリカ合衆国パデユー大学から導入した細胞質雄性不稔系統を母系とし,中国から導入した自殖系統を父系とする交雑品種であり,稈長はやや長,初期生育がかなり良く,すす紋病及び紫斑点病抵抗性の強いかなり早生の飼料用品種である。 稈長はやや長,稈径はやや細,分げつ数は少である。主稈葉数はやや少,葉長は短,幅は狭,葉色の濃淡はやや淡,葉身中肋の色は白である。穂長は短,数は極少,穂首の抽出程度は中,穂形は紡錘形,粒着の粗密はやや密,芒は無,護穎の色は黒,被度は少,穀粒の形は長円型~円型,色は赤褐,1穂粒重は軽である。年生は1年生,初期生育はかなり良,出穂期及び開花期はかなり早,稔性は極高,茎の乾汁性は乾,甘みはやや少,脱穎性はやや難である。耐倒伏性はやや強,すす紋病及び紫斑点病抵抗性は強,紋枯病抵抗性はやや強である。 「スズホ」と比較して,稈長が長いこと,稈径が細いこと,耐倒伏性が強いこと,紋枯病抵抗性が強いこと等で,「リュウジンワセ」と比較して,稈長が長いこと,護穎の色が黒であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,長野県畜産試験場(塩尻市)において,昭和55年に広島県農業試験場を経由してアメリカ合衆国パデユー大学から導入した細胞質雄性不稔系統「MS175.(932233)A」を母系とし,53年に中国からの導入系統「長品237.大紅穃」を父系として交配して育成した交雑品種であり,61~62年に組み合わせ能力検定試験,63~平成元年に生産力予備検定試験,2年以降「東山交15号」の系統名で生産力及び系統適応性検定試験等の試験を行い,その特性を確認して育成を完了したものである。 |
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