トランスジェニック‐どうぶつ【トランスジェニック動物】
トランスジェニック動物
遺伝子改変動物
(トランスジェニック動物 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/01 09:46 UTC 版)
遺伝子改変動物(いでんしかいへんどうぶつ、genetically modified animal)は、遺伝子工学を用いて人為的に個体の遺伝情報を変化させた動物である。その作製法により、外部から特定の遺伝子を導入したトランスジェニック動物、特定の遺伝子を破壊して欠失させたノックアウト動物などの種類がある。生命科学分野では、特定の遺伝子が生体内 (in vivo) でどのように機能しているかを研究するために必須の存在となっており、特に遺伝子改変マウス(ノックアウトマウス)は、ヒトと近縁の高等哺乳動物で最も早く技術が確立したことから、ヒトの生理現象や疾患を再現できるモデル生物として現在最も多く利用されている。
- ^ 議定書が規制の対象とするliving modified organism (LMO)に対応する訳語。LMOには科学的に“生物”とされないウイルス等も含むため、実際は「遺伝子組換え生物等」と記述されている。
- 1 遺伝子改変動物とは
- 2 遺伝子改変動物の概要
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