トランスクリプトームとは? わかりやすく解説

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トランスクリプトーム【transcriptome】


トランスクリプトーム

英訳・(英)同義/類義語:transcriptome

ある生物個体や、組織細胞転写産物 (mRNA)の全体像定量的あるいは定性的把握することで、対象とする遺伝子発現全体像見ようとする研究手法

トランスクリプトーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/06 14:30 UTC 版)

トランスクリプトーム(transcriptome)とは、特定の状況下において細胞中に存在する全てのmRNA(ないしは一次転写産物、 transcripts)の総体を指す呼称である。ゲノムは原則として同一個体内のすべての細胞で同一だが、トランスクリプトームでは状況が異なり、同一の個体にあっても組織ごとに、あるいは細胞外からの影響に呼応して固有の構成をとる。




「トランスクリプトーム」の続きの解説一覧

トランスクリプトーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 15:40 UTC 版)

G0期」の記事における「トランスクリプトーム」の解説

造血幹細胞、筋幹細胞サテライト細胞)、毛包幹細胞など、いくつかのタイプ静止期幹細胞のトランスクリプトームに関してマイクロアレイやRNA-Seq(英語版)などのハイスループット技術用いた特徴づけが行われている。静止状態にある組織幹細胞個々のトランスクリプトームには多様性存在するものの、その大部分には、サイクリンA2サイクリンB1サイクリンE2サバイビンといった細胞周期進行関わる遺伝子ダウンレギュレーション、FOXO3やEZH1などの転写調節幹細胞分化調節関与する遺伝子アップレギュレーションという共通のパターン存在するミトコンドリアシトクロムcダウンレギュレーションは、静止期幹細胞の低い代謝状態を反映している。

※この「トランスクリプトーム」の解説は、「G0期」の解説の一部です。
「トランスクリプトーム」を含む「G0期」の記事については、「G0期」の概要を参照ください。

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