デルタ・フライヤー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/25 09:28 UTC 版)
デルタ・フライヤー(Delta Flyer)はテレビ番組『スタートレック:ヴォイジャー』に登場する架空の小型宇宙船。
- 1 デルタ・フライヤーとは
- 2 デルタ・フライヤーの概要
デルタフライヤー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 00:08 UTC 版)
「U.S.S.ヴォイジャー」の記事における「デルタフライヤー」の解説
第97話「心は闘いに傷ついて」において、クルーは従来の宇宙艦隊のシャトルより大型かつパワフルで頑丈な新型シャトル「デルタフライヤー」を開発・建造した。構想と設計はトム・パリス中尉が中心となり、ベラナ・トレス中尉、トゥヴォック少佐、ハリー・キム少尉、セブン・オブ・ナインによる。従来の箱型をしたシャトルとは異なり、デルタフライヤーは上から見ると菱形の船体をしている。また、惑星連邦とボーグ双方の技術が融合されており、船体各所にボーグ艦のような黒地に緑色発光の機関ディティール「ボーグシステム強化装置」が見られる。またメインビューウインドウ(車でいえばフロントガラス)はボーグの文様を思わせる独特のピラーが敷かれている。その他、母艦同様の可動式ワープナセル(格納式ワープナセル)、テトラバミューム合金の船体、ユニマトリックスシールド、ボーグ仕様の武装を持つ異色のシャトルとなっている。 内装セットはシリーズに登場したシャトルの中でもっとも力が入っている。操舵席には1999年当時まだ珍しかった薄型液晶ディスプレイが設置され、コンピュータ画面を実際にアニメーションさせながら演技できるようになっている。特筆すべきは、コンソールパネルが平面ではなく一部が曲面状という、連邦の最新技術を思わせる新しいデザインをしている点である。デルタフライヤー以外に曲面コンソールパネルを持っているのは第94話「裏切られたメッセージ」に登場した偽の連邦艦U.S.S.ドーントレスと、劇場版第10作のU.S.S.エンタープライズEなど限られた場所のみ。一方で、操舵席は古めかしい操縦桿やレバー、アナログメーターなどのトム・パリス中尉の懐古趣味が反映されたディティールもあり、これまでのシャトルとは一線を画す愛嬌のある内装となっている。 従来のシャトルと比較してすべての面において強力ではあるが、特にシールドとセンサー、通常速度での機動力が強力で以後のエピソードで頻繁に運用されるようになり、第103話「水の惑星に消えた夢」ではモニアン海洋国の深海に潜り、第110話「ボーグ暗黒フロンティア計画(後編)」では危険なボーグ本拠地であるユニマトリックス01に潜入した。第148話「セブンの涙」ではディファイアント級を思わせる鋭い機動力でボーグ艦の残骸デブリが大量に浮かぶ宙域で敵小型艇をかわし、第149話「愛の危機」では亜光速限定のラリーレースに参加し、強化されたインパルスエンジンでその機動力をいかんなく発揮した。なお、同エピソードエピローグでは船体に「Just married」と書かれ、トム・パリス中尉とベラナ・トレス中尉のブライダルカーとしても使われた。 なお、1号機は第146話「聖域ユニマトリックス・ゼロ(前編)」でボーグのクラス4戦略キューブへの侵入の際に破壊されており、第148話「セブンの涙」から登場している2号機は格納式のインパルスエンジンが追加されている他、内装もマイナーチェンジされている。
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