三省堂 大辞林 |
ふるめかし・い 5 【古めかしい】
〔動詞「ふるめく」の形容詞化〕
(1)いかにも昔のものだと感じられる。古風だ。
「―・い寺院」「―・いしきたり」
(2)年寄りじみる。
「いと―・しきしはぶきうちして/源氏(朝顔)」
[派生] ――さ(名)
「古めかしい」の用例一覧
杉田久女 万葉の手古奈とうなひ処女 (青空文庫)
覆へば雨となる、萍の如き現代人はかうした古めかしい心情を鼻先で笑ふであらうが、古典ずき万葉ずきの私にとつては、まことにうなひ処女の純情がなつかしい。 吾妹子が母に語らく、倭文手纏賤しき我が故、ますらをの争ふ見れば、生け...
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旅行の今昔 (青空文庫)
リユラリと優美都雅を極めた有様でもって旅行するようになるのですから、まして夫人方は「虫の垂れ衣(ぎぬ)」を被(かぶ)った大時代や、「あづまからげ」に草履ばき、「引裂き紙で後ぐくり」なんという古めかしい事は夢に見ようといっても見られなくなり行きまして、母が...
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思ひ出 抒情小曲集 (青空文庫)
小舟はまた幾つとなく矢部川の流れを溯り初める。さうして甘酸ゆい燐光の息するたびに、あをあをと眼(め)に沁(し)みる螢籠に美くしい假寢(かりね)の夢を時たまに閃めかしながら水のまにまに夜をこめて流れ下るのを習慣とするのである。 * 長い...
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古めかしいに関連した本
- 無垢な悪女 桐生 操 あんず堂