チトとの邂逅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 03:45 UTC 版)
1989年、コスタリカのリモン州シキレス(en:Siquirres)で漁師、ツアーガイド、博物学者をしていたチトが、レベンタソン川のほとりで体重70kg(150ポンド)とやせ細り脱水状態にあった雄のワニを発見した。よく調べてみると、このワニは牛の群れを捕食しており、地元の畜産農家によって左目を頭から撃たれていたことがわかった。友人たちの協力を得て、チトはこのワニをボートで家に持ち帰った。 チトはこのワニに6ヵ月間、週に30kgの鶏肉と魚を食べさせ、夜は自宅で一緒に睡眠をとった。 また、口で食べ物を噛むようにして食べさせ、キスやハグをしながら話しかけたり、なでたりした。チトは後に、食べ物を与えるだけでは回復しなかったとしており、「ワニが生きる気力を取り戻すために私の愛情が必要であった」と叙述している。チトは、コスタリカの当局から合法的にワニを所有・飼育するために必要な野生動物保護の許可を得るまで、近くの森の奥にある池にワニを隠していた。
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