チッペンデール様式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 20:02 UTC 版)
「トーマス・チッペンデール」の記事における「チッペンデール様式」の解説
チッペンデール様式はクイーン・アン様式の変形で、それにフランス・ロココの影響を受け、脚は猫足が多く、鷹の爪が球をつかんだ形のものが多く使われている。 テーブルの上部の板も、丸や長方形は少ない。また、サパーテーブルといって、使用しないとき上部の板を垂直に立てて壁際に置き、室内のアクセントになるようなテーブルが使われた。 飾り棚や書棚の頭部にスワンネックの飾りが付き、扉の格子組みはゴシックのトレサリーの形を真似たものが付けられた。この時期に、中国の影響を強く受け、椅子の背、脚、ベッド類まで中国建築を模した形がとり入れられた。それらの家具をチャイニーズチッペンデールと呼んでいる。 輸入西インド諸島から高級なマホガニー材は軽くて丈夫で長持ちし、彫刻も入れやすいといったことから、繊細で華奢なデザインの家具が作られた。
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