ダイバーズウォッチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/18 21:08 UTC 版)
ダイバーズウォッチ (英:Diver's watch, Diving watch) は、通常より耐水性能を強化させた腕時計のうち、特に潜水作業で高水圧にさらされる(虞のある)環境において着用されるものをいう。
- 1 ダイバーズウォッチとは
- 2 ダイバーズウォッチの概要
- 3 外部リンク
ダイバーズウォッチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 04:41 UTC 版)
詳細は「ダイバーズウォッチ」を参照 夜光塗料を塗布した文字盤を装備して暗い水中でも視認でき、ねじ込み式竜頭やOリングなどで防水機能を確保することで、水深100m以上の水圧に耐えられる「ダイバーズウォッチ」は、1930年代に軍用向けに出現した。潜水時間や水面帰還時の空気圧を管理する安全上の理由からも、夜光防水時計は必須だったのである。オフィチーネ・パネライのダイバー用大型腕時計はその初期の例であり、軍用型防水腕時計の類例が生産されるようになった。 しかし本格的な普及は第二次世界大戦後となった。1943年にジャック=イヴ・クストーが考案したアクアラング装置が戦後に広まり、スキューバダイビングが容易になったことは普及の契機になったと見られる。 高度な防水性能を持たせ、水中での視認性に優れた夜光式の時分針と、大ぶりな夜光塗料ドットを等間隔配置した文字盤、潜水時間管理に利用できる回転式ベゼルとを兼ね備えた民生向け市販腕時計の最初は、1953年にブランパンが発表した「フィフティファゾムズ」(Fifty Fathoms) で、このモデルはクストーがルイ・マルと製作した海洋記録映画『沈黙の世界』(1956年)撮影でも用いられた。その後の多くのダイバーズ・ウォッチは、多かれ少なかれフィフティファゾムズの影響を受けた回転ベゼル付きの類似デザインが多数派となっている。
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