ステンレス車両黎明期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 00:50 UTC 版)
「オールステンレス車両」の記事における「ステンレス車両黎明期」の解説
日本においては、1958年の東急5200系電車と国鉄サロ153形900番台より骨組みや台枠は普通鋼製として外板のみをステンレス鋼製としたセミステンレス車両(スキンステンレス車両)が製作されるようになった。 前者は東急車輛製造製で、当時量産中の東急5000系電車の車体設計を基本として一部寸法を見直し、普通鋼製の骨格はほぼそのままに、外板を加工しやすい形状に変更した上でステンレス製としたものである。 後者は汽車製造東京製作所製で、サロ153形の外板をほぼそのままステンレス製に置き換えたものである。 その時点ではステンレス鋼で骨組などの強度部材を加工できなかったため、オールステンレス車両は製作されなかった。また、ステンレス鋼はSUS304が用いられた。
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