スエツムハナ

デジタル大辞泉

すえつむ‐はな〔すゑつむ‐〕【末摘花】

読み方：すえつむはな

《花が茎の末の方から咲きはじめるのを順次摘み取るところから》ベニバナの別名。《季 夏》「わが恋は—の莟かな／子規」

[補説] 書名別項。→末摘花

すえつむはな〔すゑつむはな〕【末摘花】

読み方：すえつむはな

源氏物語第6巻の巻名。光源氏、18歳から19歳。源氏は常陸宮(ひたちのみや)の娘末摘花と契りを結び、翌朝大きな赤鼻の醜女だったことを知る。

源氏物語の登場人物。常陸宮の娘。容貌は醜いが、古風で実直な性格をもつ。

「誹風(はいふう)末摘花」の略称。

源氏物語・末摘花の一場面／画・尾形月耕 国立国会図書館蔵

難読語辞典

末採花

読み方：スエツムハナ（ｓｕｅｔｓｕｍｕｈａｎａ）

キク科の越年草、園芸植物、薬用植物

末摘花

読み方：スエツムハナ（ｓｕｅｔｓｕｍｕｈａｎａ）

ベニバナの別名

歴史民俗用語辞典

末摘花

読み方：スエツムハナ（ｓｕｅｔｓｕｍｕｈａｎａ）

古代より紅色染料として用いられた花。

別名 紅花(べにばな)

薬用植物一覧

ベニバナ

科名： キク科 別名： スエツムハナ 生薬名： コウカ（紅花） 漢字表記： 紅花 原産： 南西アジア原産 用途： 古くから、花の色素を染物や化粧品の染料に利用されてきました。最近でも口紅に用いられています。種子から採るベニバナ油は健康油として利用されています。 学名： Carthamus tinctorius L.

植物名辞典

末採花

読み方：スエツムハナ（ｓｕｅｔｓｕｍｕｈａｎａ）

ベニバナの別称。
キク科の越年草、園芸植物、薬用植物

学名 Carthamus tinctorius

末摘花

読み方：ウレツムハナ（ｕｒｅｔｓｕｍｕｈａｎａ），　スエツムハナ（ｓｕｅｔｓｕｍｕｈａｎａ）

ベニバナの別称。
キク科の越年草、園芸植物、薬用植物

学名 Carthamus tinctorius

末摘花

読み方：スエツムハナ（ｓｕｅｔｓｕｍｕｈａｎａ）

ツツジ科のクルメツツジの園芸品種

季語・季題辞典

末摘花

読み方：スエツムハナ（ｓｕｅｔｓｕｍｕｈａｎａ）

紅花の別称

季節 夏

分類 植物

近代文学作品名辞典

末摘花

読み方：スエツムハナ（ｓｕｅｔｓｕｍｕｈａｎａ）

作者 堀辰雄

初出 昭和5年

ジャンル 小説