ジュピター号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 03:00 UTC 版)
秋北地区と東京を直結する夜行高速バスである。運行開始初日のセレモニーでの発言によると、秋北バスは「日ごろお世話になっている地域の皆様への恩返し」として路線開設を決定したといい、セレモニーには多くの市民が集まったという。 運行開始当初は国際興業バスと共同運行していたが、後に国際興業側は運行を撤退し、現在は予約・運行支援のみ継続している。ただし多客期の続行便に国際興業観光バスの車両が応援運用される場合がある。 予約指定制。なお、前述のとおり大宮・池袋側では国際興業が予約・発券業務のみを担当しているが、同社で予約を行った場合に限り関東バス新宿駅西口案内所でも発券可能である。 運行経路 秋北バス能代営業所 - 能代バスステーション - 二ツ井(二ツ井庁舎前) - 鷹巣(いとく鷹巣ショッピングセンター前) - 大館(いとく大館ショッピングセンター北口) - 鹿角花輪駅前 - 安代(テレトラック安代駐車場内) ⇔ 大宮駅東口 - 池袋駅西口 路線沿革 1989年(平成元年)3月29日 - 運行開始。国際興業バスと共同運行。 2002年(平成14年) - 国際興業バスが撤退、秋北バスの単独運行となる。 2003年(平成15年)9月1日 - 花輪の停留所が「花輪駅前ステーション」から「花輪駅前」に変更。 2004年(平成16年)4月10日 - 二ツ井の停留所が「二ツ井操車場」から「ローソン二ツ井町店」に変更。 2008年(平成20年)10月31日 - 同日出発便をもって、池袋駅西口(← 国際興業総合案内所<池袋駅西口案内所>) - 国際興業バス池袋営業所間が廃止。 2009年(平成21年)12月1日 - 能代側の発着地を秋北バス能代営業所とし、同営業所 - 能代ステーション間を延伸、鷹巣の停留所を「いとく鷹巣ショッピングセンター前」に変更。 2013年(平成25年)10月1日 - 大館の停留所を秋北バスターミナルから「いとく大館ショッピングセンター北口」へ、二ツ井の停留所をローソン二ツ井町店前から「二ツ井庁舎前」へそれぞれ変更。 2020年(令和2年)4月8日 - 新型コロナウイルスの影響により、この日の出発便から同年5月6日出発便まで運休(その後「当面の間」運休に延長)。 6月18日 - この日の上り便(能代発)より運行を再開(下り便(池袋発)は翌6月19日より)。 2022年(令和4年)1月23日 - 新型コロナウイルス感染再拡大の影響により、毎日運行から週末のみの運行となる。 使用車両 国際興業グループの高速バス車両で多く使用されているいすゞ・ガーラを使用し、現在は製造時期によりHD車とSHD車が混用されている。 当路線はしばしば続行便が運行され、週末はほぼ毎週2、3台で運行されている。 お盆、年末年始等の最ピーク期には更なる増便が実施されることがあり、専用車両ではない一般観光バス車両(4列シート・予備車の運用状況によって国際興業所属車両も使用・概ね4号車以降)によって運行される場合があり、多いときには17台前後で運行し、台数が多いため、一度にバスターミナルへ入線できず到着号車順に乗車することになる。 利用状況 年度 運行日数 運行便数 年間輸送人員 1日平均人員 1便平均人員 2002(平成14)年度 365 1,603 39,975 109.5 24.9 2003(平成15)年度 366 1,614 40,495 110.6 25.1 2004(平成16)年度 365 1,709 43,586 119.4 25.5 2005(平成17)年度 365 1,676 42,390 116.1 25.3 2006(平成18)年度 365 1,682 42,634 116.8 25.3 2007(平成19)年度 366 1,679 42,518 116.2 25.3 その他 2004年秋から2005年春にかけて年末年始を除く一時期、利用推進のため期間限定で割り引き運賃が適用されたことがある。この割引運賃適用期間は新潟県中越地震の影響で上越線が不通となった時期と重なり、競合する寝台特急「あけぼの」が長期運休となった時期である。
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