ジャガー・420ベース時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 09:41 UTC 版)
「デイムラー・ソヴリン/ダブルシックス」の記事における「ジャガー・420ベース時代」の解説
詳細は「ジャガー・420」を参照 「ソヴリン(至高)」というモデル名は1966年に登場した、ジャガー・420のデイムラー版で初めて用いられた。マーク2をベースにしたデイムラー・250は伝統のV8エンジンを用いていたが、ソヴリン版デイムラーではジャガー420と同じジャガー製直列6気筒4235ccのXKエンジンに統一された。外観上最大の識別点は「フルート(浅い縦溝の連続)」のついたデイムラー伝統的モチーフのフロントグリルであった。 デイムラーはジャガーより年齢層の高いジェントルマン向けの高級車と位置付けられ、価格も1966年の段階ではマニュアルがジャガー£1615に対し£1724、オートマチックトランスミッション装着車も£1678に対し£1787と、若干割高に設定された。 この高価格を正当化するため、下記の差が付けられていた。 デイムラーの名入りのリアナンバープレートカバー ホイールセンター、ホーンボタン、オイルフィルターキャップ、シートベルトバックル等に付けられた「D」マーク 後期型のエンジンカムカバーの専用デザイン化 420ではオプションの後窓デフロスター、オーバードライブ、パワーステアリングの標準装備 ボンネットの「Flying D」マスコット(ジャガーの「Leaping Cat」に代えて) サンバイザー・シート地・ダッシュボードのウッドパネルの高級化 ジャガー420ベースのソヴリン・デイムラーは1969年7月までに5,824台が生産された。1968年9月に打ち切られたジャガー420(非デイムラー)の10,236台の約半数であった。この形のソヴリンは日本へもデイムラーの総代理店であった黒崎内燃機を通じて、少数が輸入された。
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