ジフテリア菌とは? わかりやすく解説

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ジフテリア‐きん【ジフテリア菌】

読み方:じふてりあきん

ジフテリア病原菌グラム陽性桿菌(かんきん)。1883年ドイツクレープス発見し1884年にレフレルが純粋培養成功


ジフテリア菌[Corynebacterium diphtheriae]

 ジフテリア病原体である。1884年にレフレルが分離成功した。ジフテリア菌は、グラム陽性好気性桿菌で、荒川培地やレフレル培地などに培養する松葉状、竹節状、Y字状、X字状などの多彩な形態を示す。菌体一部ビーズ状に良く染まる小体があり、異染小体呼ばれる
 ジフテリア毒素は、細菌感染するウイルスであるバクテリオファージジフテリア毒素産生遺伝子持ち、ジフテリア菌の中で溶原化し遺伝子発現されて後に産生され外毒素で、バクテリオファージ何らかの機序でジフテリア菌から放出されると、毒素産生性はなくなる。

コリネバクテリウム属

(ジフテリア菌 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/11 23:47 UTC 版)

コリネバクテリウム属(コリネバクテリウムぞく、Corynebacterium)とは、グラム陽性桿菌で、放線菌に分類されるの1つである。


注釈

  1. ^ ジフテリア菌は、主にヒトの気道に感染するものの、稀に、ヒトの創傷部に感染した症例も有る。

出典

  1. ^ 北本 勝ひこ 『47都道府県・発酵文化百科』 p.29 丸善 2021年6月30日発行 ISBN 978-4-621-30630-7
  2. ^ 北本 勝ひこ 『47都道府県・発酵文化百科』 p.25 丸善 2021年6月30日発行 ISBN 978-4-621-30630-7
  3. ^ 北本 勝ひこ 『47都道府県・発酵文化百科』 p.109 丸善 2021年6月30日発行 ISBN 978-4-621-30630-7
  4. ^ コリネバクテリウム・ウルセランスに関するQ&A”. 厚生労働省. 2018年1月19日閲覧。


「コリネバクテリウム属」の続きの解説一覧

ジフテリア菌 (C. diphtheriae)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/20 18:31 UTC 版)

コリネバクテリウム属」の記事における「ジフテリア菌 (C. diphtheriae)」の解説

ジフテリア病原体ヒト咽頭部(まれに創傷部)に感染し、そこで産生されジフテリア毒素血行性に全身移行し心筋炎神経麻痺などの症状起こす

※この「ジフテリア菌 (C. diphtheriae)」の解説は、「コリネバクテリウム属」の解説の一部です。
「ジフテリア菌 (C. diphtheriae)」を含む「コリネバクテリウム属」の記事については、「コリネバクテリウム属」の概要を参照ください。

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