シンチレータ
シンチレーション‐けんしゅつき【シンチレーション検出器】
読み方:しんちれーしょんけんしゅつき
シンチレーション検出器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 01:06 UTC 版)
シンチレーション検出器(シンチレーションけんしゅつき、英: scintillation detector)とは、シンチレータ(scintillator)[注釈 1]を用いた放射線測定器を言う。
注釈
- ^ よく知られたシンチレータとしては、アンリ・ベクレルによって発見された燐光を発するある種のウラン塩類がある。
- ^ 小型化・低電圧での使用が求められる場合や、高磁場で光電子増倍管の使用が適さない状況で使用する場合などでは、読み出しにフォトダイオードも使用される。
- ^ ガンマ線検出器の単位体積当たりの計数効率は検出器中の電子密度に依存する。
- ^ ヨウ化ナトリウムに微量のタリウムを添加した結晶 NaI(Tl) やヨウ化セシウムに微量のタリウムを添加した結晶 CsI(Tl) またはタリウムのかわりにナトリウムを添加した結晶 CsI(Na) などがある[2]。
- ^ ガンマ線のエネルギーが高い場合、検出器内で電子-陽電子対生成が起こることがある。この時生成された陽電子は対消滅により2本のガンマ線を生じる。このうち1本が検出器外に逃げた場合は光電ピークより0.511MeV低いエネルギーにシングルエスケープピーク、2本とも逃げた場合は光電ピークより1.022 MeV低いエネルギーにダブルエスケープピークが生じる
出典
- ^ 計測学(2003) p.35
- ^ 計測学(2003) p.36
- ^ 浜ホト、MEMS製造技術による超小型次世代光電子増倍管マイクロPMTを開発
- ^ THE SCINTILLATION DETECTOR AS A SPECTROMETER(2007年2月11日時点のアーカイブ)
- 1 シンチレーション検出器とは
- 2 シンチレーション検出器の概要
- 3 脚注
シンチレーション検出器と同じ種類の言葉
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