ゴーズ11
名称:ゴーズ11(GOES11)
小分類:気象衛星
運用機関・会社:アメリカ航空宇宙局/NASA
打ち上げ年月日:2000年5月3日
打ち上げ国名・機関:アメリカ
打ち上げロケット:アトラス2A 126号
打ち上げ場所:ケープカナベラル空軍基地
国際標識番号:00022A
ゴーズ(Geostationary Operational Environmental Satellite)はアメリカで毎年6月から猛威をふるうハリケーンを監視する静止気象衛星です。アメリカ上空の静止軌道上、東方と西方に1機づつが置かれ、2機で全土をカバーしています。また突発的な洪水や雷などの発見にも使われます。11号は2機のどちらかが故障した場合に代わりをするためのバックアップ機です。
1.どんな形をして、どのような性能を持っているの?
本体は四角い形で大きさは2.0m×2.1m×2.3mで、4.8m×2.7mの大きさの太陽電池パネルを1枚持っています。重量は2300kgで、設計寿命は約5年です。11号は発生初期のハリケーンも発見できる高精度のセンサーを備えています。
2.どんな目的に使用されるの?
アメリカで発生するハリケーンの発見が主目的で、その他に洪水や雷の発見にも役立てられます。
3.宇宙でどんなことをし、今はどうなっているの?
11号はバックアップ機として、半年ごとに静止軌道上を移動しながら待機しています。
4.このほかに、同じシリーズでどんな機種があるの?
1〜6、G、7〜13号の14機が打ち上げられました。
5.どのように地球を回るの?
赤道上空3万6,000kmの静止衛星軌道にあります。緯度は2000年5月に西経104度、11月に105度、01年5月に109度、11月に106度と移動しています。
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