ガンダム以降
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/25 18:22 UTC 版)
ガンダムは社会現象ともなる大ブームとなったため、いわゆるリアルロボットブームが起き、これまでキャラクターモデルを作っていなかったり、キャラクターモデルから遠ざかっていたメーカーが続々とリアルロボットのプラモデル化に参入し、1980年代にはアオシマ、アリイ、今井科学、ニチモ、タカラ、日東、エルエス、ユニオン、学研、グンゼ産業など多くのメーカーから多数のキャラクターモデルが発売された。しかし、イデオン、ダグラム、マクロス、ボトムズのようにある程度のヒットを記録した作品もあったものの、多くの作品では期待したほどのプラモデルの売り上げが得られなかったため、これらのメーカーも順次キャラクターモデルから撤退していった。 再びバンダイの寡占に近い状態となり、ガンダム以外ヒットしないとも言われたキャラクターモデルであるが、1990年代後半以降また新たな動きがあった。それは、それまでスケールモデル専門と思われていたメーカーのキャラクターモデルへの参入である。まずファインモールドが紅の豚に登場するサボイアS.21を発売し、続いてフジミ模型がウルトラセブンに登場する「TDF PO-1ポインター」、ハセガワがマクロスのVF-1 バルキリーでキャラクターモデルに参入した。これらのメーカーのキットは完全にスケールモデルの手法で作られていた。また、アオシマは倒産した今井科学の金型を引き取ったのを契機にキャラクターモデルの新規開発を再び活発化させ、かつてガレージキットメーカーであったコトブキヤやWAVEがコンスタントにインジェクションキットを出すなど、放送開始から30年過ぎたガンダムがいまだに高い人気を持つ事もあって、1980年代ほどではないにしろ、日本のキャラクターモデルは再び活況を呈ししつつある。
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