ガス・フリー
読み方: がす ふりー
【英】: gas free
【英】: gas free
ガス・フリーとはタンク掃除後タンク内に存在する有害ガス、可燃性ガスおよびイナート・ガスを排除し、酸素含有率を体積比で 21 %まで増す、すなわちタンク内を普通の大気の状態にする目的で新鮮な空気をタンク内に送り込むことをいい、人間がタンク内に入り内部点検や修理作業などに従事する場合に必要とされる。ガス・フリーは空気、海水あるいは蒸気で作動する持ち運び式送風機やイナート・ガス送風機のような固定式の設備で行うことができる。ガス・フリーが完了したか否かはタンク内の石油ガス(炭化水素ガス)の有無をガス検知器により測定して確認する。石油ガスは空気より重いのでタンク底部に滞留していることを考慮し、タンクの上・中・下部の 3 点で計測する。日本造船工業会ではタンク内工事を実施するための安全基準を定めているが、当基準では石油ガス濃度 0.05 %(体積比)以下をもって火気使用可能としている。また、酸欠事故防止のため石油ガス濃度の計測と同時に酸素濃度も 21 %であることを確認しなければならない。 |
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