イルベックの精霊術士関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 03:39 UTC 版)
「コーセルテルの竜術士」の記事における「イルベックの精霊術士関係者」の解説
エトワス 現在のイルベックが人間となった姿。イルベックとは別人ではあるが同一人物。精霊としての面が強いため非常に体が弱い。流行病で家族が死に自身も死にかけた際、イルベック状態の時にクルルと出会い、会話。クルルはエトワスを守ることにしたのだが、病気を治そうとするたびにあちこちが枯れていき、そのことを憂い、クレリアと出会ったときは死のうとしていた。その後、クレリアやヴィアンカと出会いコーセルテルを目指すこととなる。 クルルが力を与えた巨大な枝を持っている。 月の精霊としての力は使えなかったのだが、ミリュウと出会い、多少は使えるようになる。 コーセルテルに繋がる遺跡を訪れたときにイルベックが自分の記憶をエトワスに見せたことでかつてのことを少し知り、最終的には起きかけていた片割れ、コーセルテルと会話。旅の月らしく、コーセルテルには住まず、クレリアとともに旅をすることとなった。 クレリア エカテリーナ曰く“本物の精霊術士”になれる少女。クレリア本人は知らないが、カディオの妹弟子に当たる。エカテリーナがクルルに依頼された“エトワスを支えて助けて守ってくれる穏やかでお人好しで賢くなくても強くて優しい女の子”の条件を満たしていたため、彼女に風の力で吹っ飛ばされてエトワスと出会った。16歳で春の産まれ。軽業が得意であり、術者としては中の下。旅の一座で育ったが術士としての素質があったため、術士の勉強をすることになった。 クルル 千年大樹の精霊で最初の頃はヤギの姿をしていた。これはエトワスに仲間と思われないようにするためのクルルなりの配慮であり、人間としてエトワスを育てようとしていたが、術について教えていなかったり、エトワスの病を治すために力を使い大地の力を枯渇させた。死にかけていたイルベック状態のエトワスを助け、イルベックと会話。イルベックが地上にとどまるならば自分も貴方を守ると約束する。本来の姿は女性。エトワスに母さんと呼ばれて歓喜していた。 ヴィーカ 両親の悲願を継いで竜の都・コーセルテルを探すためにクレリアとエトワスを雇った古代竜学者。本名はヴィアンカ・リオティールで、カルヘーツ帝国リオティル領次期領主。父・グランレイックは大盗賊を率いた首領で、母・ヴィンシーダはカルヘーツの名家の出の竜学者だった。母・ヴィンシーダが病で亡くなるより前に両親と離れたため、母の死や父・グランレイックが地竜術士・ランバルスとしてコーセルテルで暮らしていることを知らない。父が盗賊を辞めていなかったら、曽祖父の名で悪名と知られるランバルスを継がされることになっていた。
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