アフロディテ (ギュスターヴ・モロー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/01 12:28 UTC 版)
『アフロディテ』[1](仏: Aphrodite)は、フランス象徴主義の画家ギュスターヴ・モローが1870年ごろに制作した絵画である。水彩。主題はギリシア神話の愛と美の女神アプロディテ(ローマ神話のヴィーナス)の誕生である。ヴィーナスはあまりにも裸婦を描くのに格好の題材となりすぎたためにモローはヴィーナスを描こうとしなかった[1]。そのためギリシア神話から豊富な主題を引き出して、繰り返し描いたのとは裏腹に、ヴィーナスを描いた作品は決して多くない。本作品は数点のみ知られているモローが描いたヴィーナスのうちの1つである[1][2]。現在はアメリカ合衆国のマサチューセッツ州ケンブリッジのフォッグ美術館に所蔵されている。
- ^ a b c d e f g h i 『ウィンスロップ・コレクション』p・200。
- ^ a b c 『神話・美の女神ヴィーナス 全集 美術のなかの裸婦1』p.92。
- ^ “ELIZA”. Portrait sépia. 2020年7月14日閲覧。
- ^ “Eliza de Romilly”. Images d'Art. 2020年7月14日閲覧。
- ^ a b Stephan Wolohojian 2003, p.239.
- ^ a b c Stephan Wolohojian 2003, p.238.
- ^ 『西洋美術解読事典』p.209。
- ^ a b “Aphrodite”. フォッグ美術館公式サイト. 2020年7月14日閲覧。
- 1 アフロディテ (ギュスターヴ・モロー)とは
- 2 アフロディテ (ギュスターヴ・モロー)の概要
- 3 ギャラリー
「アフロディテ (ギュスターヴ・モロー)」の例文・使い方・用例・文例
- アフロディテ (ギュスターヴ・モロー)のページへのリンク