アキタクイーン【アキタクイーン】(草花類)
登録番号 | 第11525号 | |
登録年月日 | 2003年 11月 18日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | アキタクイーン よみ:アキタクイーン | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 秋田県 | |
品種登録者の住所 | 秋田県秋田市山王四丁目1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 浅利幸男、斎藤洋 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「メントン」に「コネチカットキング」を交配して育成されたものであり、花は中輪の濃橙色でスカシユリ型の切花向きの品種である。草丈は50~74㎝、茎の直径は5.0~9.9㎜、色は緑、毛じは無、節間長(茎の中央部)は5㎜未満、止葉下は40~50㎜である。葉序は3/8、葉の全体の形は長楕円形、ねじれは無、葉幅は10~19㎜、葉長は9~11㎝、葉の光沢は有、葉数はかなり多、着生角度は15~29゜である。つぼみの形はⅦ型、花の向きは15~29゜、花房の形状は複総状花序、花の全体の形はスカシユリ型である。花径は120~149㎜、内花被の幅は30~39㎜、長さは6~8㎝、外花被の幅は20~29㎜、長さは6~8㎝である。花色は花弁の基部は浅橙(JHS カラーチャート1303)、地色、中肋部及び縁部は濃橙(同1307)、裏面は明橙(同1304)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は明橙(同1304)、内花被の形はⅦ型、外花被の形はⅧ型、内花被の先端の形状はⅢ型、反転の程度はⅦ型、外花被の先端の形状はⅥ型、反転の程度はⅦ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は白、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは30~59㎜、花梗の太さは中、色は緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは60~89゜、1花茎の花数は多、花の香りは無、開花期は中である。「メントン」及び「コネチカットキング」と比較して、花弁の地色、中肋部及び縁部の色が濃橙であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に秋田県生物資源総合開発利用センター(現秋田県農業試験場生物工学部、南秋田郡大潟村)の温室において、「メントン」に「コネチカットキング」を交配して胚培養を行い、7年に開花した個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「サンオレンジ」であった。 |
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