まぎれに

デジタル大辞泉

まぎれ【紛れ】

読み方：まぎれ

１ ある事につけこんで、また、事の勢いで何かをすること。

「怒った—に外の芸者を買いはしまいか」〈荷風・腕くらべ〉

２ 他に入りまじって区別がつかなくなること。

「山かぜに桜ふきまき乱れなむ花の—に立ちとまるべく」〈古今・離別〉

３ 他の事に心を奪われること。

「今年は—多くて過ぐし給ふ」〈源・若菜下〉

４ 心情を表す形容詞の語幹、動詞の連用形に付いて、その心情に駆られて分別を失うさまを表す。「に」を伴って副詞的に用いることが多い。…のあまり。「苦し—にうそをつく」「腹立ち—」

Weblio日本語例文用例辞書

「まぎれに」の例文・使い方・用例・文例

• 腹立ちまぎれに，ついかっとなって
• 腹立ちまぎれに彼は言いたい放題のことを言って、帰って行った。
• 彼女は腹立ちまぎれに婚約を破棄した。
• 彼は腹立ちまぎれにテーブルをたたいた。
• 腹だちまぎれに.
• 腹立ちまぎれに.
• 苦しまぎれに嘘をついたのです.
• 苦しまぎれにどんなことをするか分からない.
• 腹立ちまぎれに彼女は夫に灰皿を投げつけた.
• 妻は腹立ちまぎれに夫に対する日ごろの恨みつらみを洗いざらいぶちまけた.
• ドサクサまぎれに逃げ果した
• 腹立ちまぎれに何を言ったかわからん
• 暗まぎれに逃げ出した
• 嬉しまぎれに
• 嬉しまぎれにすっかり忘れておった
• 腹立ちまぎれに
• 腹立ちまぎれに原稿を引裂いてしまった
• どさくさまぎれに