ばさ

デジタル大辞泉

ばさ【婆^×娑】

読み方：ばさ

［ト・タル］［文］［形動タリ］

１ 舞う人の衣の袖がひるがえるさま。

「得意の事得意の人に遇えば—として起舞し」〈岡倉天心・狩野芳崖〉

２ 物の影などが揺れ動くさま。

「破芭蕉(やればしょう)の大きな影が、—として斜に映っている」〈芥川・戯作三昧〉

[補説] 「婆娑」は当て字。

新潟県田上町方言

ばさ、ばば、ばばさ、ばさま、おばさ

方言	共通語	使用例または説明
ばさ、ばば、ばばさ、ばさま、おばさ	お婆さん	婆娑からくる。相手によつて微妙に呼び方が異なる

ばば、ばさ、ばさま

方言	共通語	使用例または説明
ばば、ばさ、ばさま	祖母	ここでは、家や身分で微妙に相手の名前を使い分ける

四日市市四郷地区方言

ばさ

方言	共通語・該当漢字	語意解説または【使用例】
ばさ	ばあさん	おばあさん、＜ばさん＞とも

隠語大辞典

ばさ

1. 数人で共謀し掏摸をすること。或はせり売りのことを云ふ。

ばさ

1. 数人共謀ノ掏摸、途上雑踏ノ場所ニ於テ通行人携帯ノ金品掠奪。〔第三類　犯罪行為〕
2. スリ犯人が共謀して途上で通行人からスリとること。〔掏摸〕
3. スリ犯人が共謀して途上で通行人からスリとること。

分類 掏摸

ばさ

1. せり売り。〔テ〕
2. 騒々しく糶り下げて売る方法。仮令（たとへ）ばバナナ売をアヲバサと云ひ反物売をモノタンのバサと云ふ。
3. 競売を云ふ。

分類 テキヤ、不良青少年（硬派）

ばさ

1. 鯖。清水　闇屋仲間。
2. 鯖。〔闇屋〕

分類 闇屋仲間、香具師

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「ばさ」の例文・使い方・用例・文例

• ジェーンおばさん
• メアリーは先月姉が赤ん坊を生んだのでおばさんになった
• 風で帽子が吹き飛ばされた
• 彼女はおばさんが他界したときたくさんのお金を相続した
• 彼はおばさんの抱擁から逃れられなかった
• 彼女はおばさんのお気に入りだ
• 彼はおばさんがくれたお金で世界一周した
• 彼女の作文はシェークスピアからの引用で引き延ばされている
• 大ばさみ1丁
• 厳密に言うとジェーンおばさんは私の大おばです
• 角砂糖ばさみ1個
• ところでおばさんから連絡がありましたか
• 突風で帽子が吹き飛ばされた
• 激しい冬の風と飛ばされた砂が大理石の像を磨耗させた。
• 私は開けた袋の口を閉じるのに洗濯ばさみを使っている。
• この紙ばさみは片手で使えます。
• 強風で吹き流しが飛ばされてしまった。
• 彼らは2つの意見で板ばさみ状態になっている。
• 私たちは生まれつきの才能を伸ばさなくてはならないと理解しています。
• 台風で物が飛ばされないように気をつけてください。