はり‐ぎり【針×桐】
はりぎり (針桐)
●わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や中国、サハリンに分布しています。丘陵から山地に生え、高さは25メートルほどになります。樹皮は灰白色で、老木になると縦に割れ目が入ります。枝には棘が生え、葉は円形で掌状に5~9裂して、枝先に集まってつきます。7月から8月ごろ、枝先に散形花序をだし、小さな黄緑色の花を咲かせます。赤紫色の葯が目立ちます。果実は液果で秋に黒く熟します。若芽は山菜として利用されます。また「きり」に似た材は家具用に加工され、アイヌの人々はこの木で舟を造ったそうです。別名で「せんのき(栓の木)」とも呼ばれます。
●ウコギ科ハリギリ属の落葉高木で、学名は Kalopanax pictus。英名は Castor aralia。
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