たまくしげとは? わかりやすく解説

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たま‐くしげ【玉××笥/玉×匣】

読み方:たまくしげ

【一】[名]くしげの美称

「この箱を開き見てばもとのごと家はあらむと—少し開くに」〈万・一七四〇〉

【二】

くしげを開けたり(ふた)をしたりするところから、「あく」「ひらく」「覆ふ」にかかる。

「—明けまく惜しきあたら夜を」〈万・一六九三〉

「—開(あ)けてさ寝にし我そ悔しき」〈・二六七八

「—覆ふをやすみ明けていなば」〈・九三〉

くしげのと身にかけて、「身」「二上山(ふたがみやま)」「三諸(みもろ)」にかかる。

「—身のいたづらになればなりけり」〈後撰・雑一〉

「—二上山に月傾きぬ」〈万・三九五五〉

「—みもろの山のさな(かづら)」〈・九四〉

大切なものの意から、「奥に思ふ」にかかる。

「—奥に思ふ見たまへ我(あ)が君」〈万・三七六


たまくしげ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 08:31 UTC 版)

成句

たまくしげ笥 /

  1. 「あく」、「ひらく」、「覆ふ」、「身」、「二上山(ふたがみやま)」、「三諸(みもろ)」、「城(あしき)の川」、「奥に思ふ」などにかかる枕詞



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