けせんライナー号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 22:51 UTC 版)
1989年(平成元年)12月19日運行開始。当初は国際興業との共同運行を行っていたが、後に国際興業は運行を撤退し、予約・発券業務のみ継続している(ただし、多客期に限り、国際興業観光バスが増発対応している)。よって、現在は岩手県交通の単独運行。全席指定制。 運行経路(2020年4月1日より) 釜石営業所 - 釜石駅前 - 上平田 - 唐丹駅前 - 盛(サンリアショッピングセンター前) - 陸前高田駅 - 気仙沼市役所前 - 千厩バスターミナル (乗務員交代のため10分停車する) - 一関駅前 ⇔ (一関IC - 東北道経由)⇔ 池袋駅西口 運行経路(東日本大震災前) 釜石営業所 - 釜石駅前 - 上平田 - 唐丹駅前 - 三陸町越喜来 - 盛 - 大船渡駅前 - 陸前高田(キャピタルホテル1000) - 気仙沼市役所前 - 千厩バスターミナル- 一関駅前 ⇔ (一関IC - 東北道経由)⇔ 池袋駅西口 利用状況 年度 運行日数 運行便数 年間輸送人員 1日平均人員 1便平均人員 2002(平成14)年度 365 1,081 25,659 70.3 23.7 2003(平成15)年度 366 1,067 24,514 67.0 23.0 2004(平成16)年度 365 1,077 25,843 70.8 24.0 2005(平成17)年度 365 1,110 26,118 71.6 23.5 2006(平成18)年度 365 1,125 26,226 71.9 23.3 2007(平成19)年度 366 947 21,417 58.5 22.6 その他 2007年(平成19年)4月25日より、釜石 - 池袋間に夜行高速バス「遠野・釜石号」(遠野・花巻経由)が運行を開始し、釜石市内(釜石営業所・釜石駅前)から池袋駅との間の夜行高速バスは実質2往復となった。しかし、異なる系統で往復利用する場合には往復割引が適用されず、異なる路線ごとの片道運賃が必要であった(2011年(平成23年)12月1日出発便より併用往復割引が適用となっている。併用往復割引は釜石営業所・釜石駅前・上平田・唐丹駅前と釜石中央 <遠野・釜石号> と都内との間に適用される)。 2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う大津波(東日本大震災)により、気仙川の河口付近を渡る国道45号線の気仙大橋や県道の姉歯橋が崩壊したため気仙沼〜陸前高田間の道路通行が途絶した。それ以降、2012年(平成24年)3月31日出発便までは、以下のような体制で運行した。同年4月8日発の上り便(下り便は翌4月9日)より、池袋駅 - 一関駅前 - 千厩バスターミナル - 気仙沼駅前 の系統を運行(4列シート、トイレ無しの車両で運行)。 同年6月1日発の上り便(下り便は翌6月2日)より、池袋駅 - 陸前高田(サンビレッジ高田) - 盛・サンリアショッピングセンター前 - 三陸町越喜来 - 唐丹駅前 - 上平田 - 釜石駅前 - 釜石営業所 の系統を運行。上記池袋 - 気仙沼間の系統と合わせ、2便体制で運行した。 同年12月1日発より、冬期の安全運転確保のため、陸前高田の停留所をサンビレッジ高田から陸前高田市役所仮庁舎に移設した。 2012年(平成24年)4月1日より、気仙沼の停留所を気仙沼駅前から気仙沼市役所前に変更する。 2019年(令和元年)6月1日よりカレンダー制運賃(5段階)を導入。これにより往復割引を廃止。 車両は独立3列シートのハイデッカー車両(釜石営業所所属、いすゞ・ガーラ)を使用する。繁忙期は、一関営業所の貸切車両が増便として運行される場合もある。乗務員は大船渡営業所が担当(大船渡営業所の乗務員が釜石営業所に出勤)。 2020年(令和2年)4月1日運行分より陸前高田駅に乗り入れ開始。これに伴い陸前高田市役所前の停車を廃止。 新型コロナウイルスの影響により、2020年(令和2年)4月7日より同年5月6日まで(のち同年6月10日まで延長)運休。同年6月11日の上り釜石発(下り池袋発は翌6月12日)より運行を再開。 2022(令和4年)年3月18日から4月11日までの週末のみ、運行再開(国際興業と共同運行)。
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