お年玉ぶくろ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 01:59 UTC 版)
「ドラえもんのひみつ道具 (おさ-おの)」の記事における「お年玉ぶくろ」の解説
お年玉ぶくろ(おとしだまぶくろ)は、「出てくる出てくるお年玉」(てんとう虫コミックス20巻に収録)に登場する。 お年玉袋の形をした道具。「まつ」、「たけ」、「うめ」(松竹梅)の3種類があり、それぞれの特性に合わせてお金が出てくる。 まつ なぐさめ型。叱られたり痛い目に遭うと、その痛みの大きさに応じてお金が出てくる。しかし、その条件はかなり厳しく、のび太が自分の頭をげんこつで思い切り殴って、やっと1円出てくる程度でしかない。ドラえもんが大きなハンマーでのび太の頭を力いっぱい殴ると39円出てきた。ドラえもんによると、今までにこの袋から出てきた最高金額は1284円だが、その記録を出した人は半年間入院したという。 たけ 節約型。何かの無駄を省いて物を節約すると、その分だけお金が出てくる。のび太は短い鉛筆をホチキスでつないで使えるようにして21円、一度使った鼻紙を乾かしてもう一度使えるようにして3円出した。だが、無駄遣いをするとせっかく出てきたお金も消えてしまう。 うめ ごほうび型。人に親切をして「ありがとう」と言われると10円出る。しかし、叱られるとそのお金は消えてしまう。また、「ありがとう」以外の言葉(例:「どうも」など)でお礼を言われてもお金は出てこない。 「松竹梅」にちなんだ道具だが、作中に登場した順序は、「うめ」、「まつ」、「たけ」の順。わかりやすさを考慮したのか、テレビアニメ第2作第1期「おたのしみお年玉ぶくろ」(1995年1月6日放送)では話の流れに合わせて「まつ」がごほうび型、「たけ」がなぐさめ型、「うめ」が節約型となっている。また、ごほうび型の金額は100円、鉛筆の節約で210円、鼻紙の節約で10円に、なぐさめ型の最高金額は12840円になるなど袋から出る金額も増えている。また、なぐさめ型で叱られて出たお金は、「ありがとう」と言われると消えてしまうという設定が追加された。
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