栄養孔とは? わかりやすく解説

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栄養孔

読み方えいようこう
【英】:Foramen nutricium,Nutrient foramen

どの骨をとってみても、骨の表面は虫食ったような孔がポツポツとあいている。これらのうち、こまかい孔やくぼみは主としてシャーピーの線維骨膜から骨質入り込む結合組織線維)が侵入する孔であるが、輪郭ハッキリした直径1~2mmの丸い穴は細い血管が骨に出入りするためのもので、栄養孔とよばれる厳密にいえば、これらの孔の開口部が栄養孔で、骨に入り込んだトンネル状部分栄養管名づけられる。この栄養孔ないし栄養管骨質貫いて髄腔骨髄収容する腔所)に達している。したがって、栄養孔からはい動脈主として骨髄を養うが、その髄腔に近い深部骨質も養う。また栄養孔から出てくる静脈骨髄と骨からの炭酸ガス老廃物を運ぶだけでなく、骨髄形成され新し赤血球白血球末梢血流に導き出す役割持っているのである。なお骨表層緻密質は、骨膜動脈叢から出る無数の細い養われが、その進入路は非常に細くて肉眼的にはほとんど見分けられないそれぞれの骨における栄養孔の数や位置は、大体の原則はあるものの個体差はなはだしい。たとえば椎骨では、栄養孔はとくに椎体表面多くみられるが、その数・位置大きさなどは千差万別でる。なお、椎孔のぞきこんでみると、椎体後面にはとくに大きい栄養孔(ここを通る主な血管椎体静脈)を見いだすことができる。




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