『解体新書』の内容
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『解体新書』は一般に『ターヘル・アナトミア』の翻訳書といわれているが、それ以外にも『トンミュス解体書』『ブランカール解体書』『カスパル解体書』『コイテル解体書』『アンブル外科書解体篇』『ヘスリンキース解体書』『パルヘイン解体書』『バルシトス解体書』『ミスケル解体書』などが参考にされており、表紙は『ワルエルダ解剖書』から採られている。また和漢の説も引かれている。単純な逐語訳ではなく、杉田玄白らの手によって再構成された書である。 また、各所に「翼按ずるに」と注釈がつけられている。ここに見られる「翼」は杉田玄白の本名である。 本文は4巻に分かれている。それぞれの内容は以下のとおり。図は別に1冊にまとめられている。 巻の一 総論、形態・名称、からだの要素、骨格・関節総論及び各論 巻の二 頭、口、脳・神経、眼、耳、鼻、舌 巻の三 胸・隔膜、肺、心臓、動脈、静脈、門脈、腹、腸・胃、腸間膜・乳糜管、膵臓 巻の四 脾臓、肝臓・胆嚢、腎臓・膀胱、生殖器、妊娠、筋肉
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