『キリスト教の真理』と『戦争と平和の法』
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「フーゴー・グローティウス」の記事における「『キリスト教の真理』と『戦争と平和の法』」の解説
パリ滞在中、グローティウスは様々な分野で執筆作業を行っている。グローティウスは神学に関心を抱き続けており、『ペラギリウス派についての探求』(1622年)、『ストバエウス』(1623年)、『キリスト教の真理』(1627年)、『アンチクリスト論』(1640年)、『福音書注解』(1641年)、『旧約聖書注解』(1644年)と著し続けた。その中でも『キリスト教の真理』("De veritate religionis Christianae") は6分冊によって構成され、護教論の分野における最初のプロテスタントのテキストブックであった。グローティウスは『キリスト教の真理』において、神が存在すること、神の唯一性、完全性、無限性、永遠・万能・全知・まったき善であること、万物の原因であることを論証していった。 もう一つが『戦争と平和の法』("De jure belli ac pacis") (1625年)である。『戦争と平和の法』によって、「戦争が法による規制を受けるものであることを明らかにするという「実践的目的のための理論的道具」としての「自然法論」を展開した」格好となった。
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