「国」の多義性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 14:12 UTC 版)
国(くに、こく)は、「邦」「州」などとも表される多義的な語である。古代ギリシャのソクラテス、プラトン、アリストテレスなどは、最高善を求めてポリス(都市国家)が造られると説く。現在では「国家の権利及び義務に関する条約」に基づいた、主に大きさと独立性(統治機構や担税力など)を備えた国家(独立国)を意味し、以下のような地域を表す。 国家、中央政府政治的な国家 (state/état) が支配する一定の領域や住民・共同体・制度・文化などの総体。新興国においては、国家の統治機構となる中央政府を指す場合もある。 令制国古代の日本での、律令制下の行政単位。律令制が崩壊した後も、受領の支配区分や守護の軍事警察管区として、また地域区分の単位として明治時代初期まで用いられた。現在でも「旧国名」として、都道府県の別名や、都道府県内の地域名として用いられることがある。 故郷、地方生まれ故郷や出身地。また、国家に対して、地方を指すこともある。英語の「country」も、国家を指す場合と、地方を指す場合の2つの意味を持つ。 大地例:天に対する地の意をもって国とし、国津神というように用いられる。「地」の字が充てられることが多い。 「国」の原義(古代中国)は、諸侯が統治する城塞都市を指した。
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