ι開発計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 01:53 UTC 版)
一方、ιガンダムは究極のガンダムを目指した機体と言われ、θガンダムと同時開発や、再設計機とする資料もあるがθガンダムより先に完成し配備された。予め全ての機能を1つの機体に盛り込むのではなく、追加パーツによって運用方針に特化した形態に変更することによりMSの多機能性を模索した機体。 Ζガンダムの一撃離脱の運用コンセプトを継承し、直線機動時の速力ではΖガンダムやθガンダムを上回り、専用のサポートパーツを装着して大気圏脱出も可能な巡航形態から強化型MS形態に変形する強化装備モ-ドを持つ。装甲は既存のΖ系MSよりも上級のガンダリウム・コンポジットが使用されているが、運用コンセプト上、増加パーツ装着時にはIフィールド発生装置が装備され対ビーム兵器に対する防御に重きを置いている。武装は長射程のものを中心とし、遠距離レンジからの狙撃能力に秀でる。自律制御コンピューター「ALICE」によるフルオートの火器管制システムやインコムを搭載する。また、それぞれのパーツにはコクピットがあるためコア・ファイターを必要とせず独立した運用も可能になっている。各パーツのコクピットは合体時に一体化し、コア・ブロックのみでの大気圏突入も可能だが、突入後の減速を自力で行うことは不可能で、外部からのサポートを必要とする。設計思想の面ではθガンダムよりも先進的ではあるが、頭頂高21.73m、全高25.18mに達しており、MSとしては大型機の部類に入るため運用面での困難さを抱えている。
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