α9シリーズ(プロ向けモデル)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 08:22 UTC 版)
「α (カメラ)」の記事における「α9シリーズ(プロ向けモデル)」の解説
α9(ILCE-9)(2017年5月26日発売) - 積層化とメモリーを搭載して読み出し速度をα7 II比で20倍以上に高速化した2420万画素積層型CMOSセンサー「Exmor RS」とBIONZ Xの組み合わせにより、無音・無振動で最高1/32000秒の電子式アンチディストーションシャッターを実現した。像面位相差センサーは693点と大幅に増え、AF/AE追従最高20コマ/秒のブラックアウトフリー連続撮影も搭載している。バッテリーは従来比で約2.2倍の容量を搭載した新タイプ「NP-FZ100」になり、デュアルメディアスロット(片側はSD/メモリースティック両対応、もう片方はUHS-II対応SDカードスロット)や有線LAN端子も備えている。また、ファインダーはT*コーティングを施したQuad-VGA OLED Tru-Finderになり、120Hz表示に対応に加え肉眼とファインダー像での輝度差を抑えている。液晶画面はαフルサイズミラーレスで初めてタッチパネルが採用された。センサーシフト式5軸手ブレ補正を搭載しており、フルサイズ機では初めて「4D FOCUS」に対応した。2018年のカメラグランプリ大賞を受賞した。 α9 II(ILCE-9M2)(2019年11月1日発売) - α9の後継機(α9は併売)。イメージセンサーはα9と同じだが、メカシャッター時で最高約10コマ/秒、ブラックアウトフリー時は最大20枚/秒の連続撮影、最大60回/秒の演算によるAF/AE追従、最高1/32000秒のアンチディストーションシャッターに加え、フリッカーの影響を抑えるフリッカーレス撮影にも対応。BIONZ Xもアップグレードし、中~高感度でのノイズも低減している。α7R IV同様、マルチインターフェースシューはデジタルオーディオインターフェースが追加されている。また、ファイル転送が大幅に強化され、有線LANは1000BASE-Tに対応、無線LANもIEEE 802.11ac対応に強化された。高いセキュリティーを確保するFTPSにも対応。音声メモ機能も搭載され、撮影したときの状況等を音声で残し、画像と音声を「Imaging Edge」のモバイルアプリケーション「Transfer & Tagging add-on」で転送、同時に音声を自動でテキスト化しIPTCメタ情報として画像に埋め込めるようになった。
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