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現代俳句データベース(俳句)
現代の名俳句について、作者や季語、出典などの情報を記載したデータベースです。 提供 現代俳句協会 URL http://www.gendaihaiku.gr.jp/index. shtml |
現代俳句データベース(俳句) のさくいん
「み」から始まる用語のさくいん
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- み(アルファベット)
- み(タイ文字)
- み(数字)
- み(記号)
- みどり児やもずくに落とす涙粒
- みどり児を泡につつめてクリスマス
- 緑村忌の言霊を聴く虫の声
- 緑なす松や金欲し命欲し
- 緑の河を遡ると合掌する樹林
- みどりの畳に鯉のようにわれはいるなり
- みどりの夜子は一本の眠れる矢
- 緑噴きあげし山脈妻になれず
- 緑夜漂う方舟見えてわたし見えて
- 緑ゆるがす風ばかりなる天城越え
- みないるぞ南洲墓地の虫しぐれ
- みな駅へ向う自転車犬ふぐり
- みな大き袋を負へり雁渡る
- みな虚子のふところにあり花の雲
- 皆子様宇宙遊泳俳句羽衣
- みな聖樹に吊られてをりぬ羽持てど
- みなそこに岩魚の憂の日もあるや
- 水無月の峡の水田の水明り
- 水無月の幹を朱かめし沙羅双樹
- 水無月の橋一僧を通しけり
- 水無月の湖に浮きだす狐隊行
- 水無月のこの闇どこまでがうつつ
- 水無月の死ぬならこんな海の色
- 水無月の宙を吸い込む鯉の口
- 水無月の床屋の椅子の黒光る
- 水無月のとほき雲けふもとほくあり
- 水無月のわが水系に酒満ちたり
- 水無月や火星に水のあるといふ
- 水無月や空航く者と仏の燈
- 水無月や夜明けの木々は香を放ち
- 港区五月二十三時五十八分
- 皆のいる空間楽し子供の日
- 南浦和のダリアを仮のあはれとす
- 南座の餅花あかり旅三日
- 南十字を鯨の部屋に通しけり
- 南の海湧き立てり椿山
- 南吹くもうひとつ心臓が欲しい
- 見慣れたる枯野を今日も眺めけり
- 実南天奈良から一人少女来る
- 身に還る痛みよ乾く鵙の贄
- 身に軽き三日迎ふる羽織紐
- 身にしみて一つぐらいは傷もよし
- 身に沁みるジュラ紀に馳せる寒の水
- 身にしむや阿武隈川の渡船跡
- 身に染むや色無き風のアラベスク
- 身に入むや夫の遺稿の丸き文字
- 身に入むや真実ぽつり洩らされて
- 身に入むや太宰の墓に酒・煙草
- 身に入むや尚々書きの一揆遺書
- 身に入むや埠頭に夜半の誘ひ釣り
- 身に入むる旅に秘仏を拝み来し
- 身に泌むや母の手編の妊婦服
- 身にふかき鬼に及びし湯ざめかな
- 見沼野や辛夷と桃と菜の花と
- 峰雲の上に鯖雲八ケ岳
- 峰雲の崩れて自問に自答なき
- 峯雲の贅肉ロダンなら削る
- 峰雲の標高のまま夜に入る
- 峰雲へ眼を外しては鎌を研ぐ
- 峰雲へ敗者は礼をしてゆけり
- 峰雲へ飛沫一閃いるか跳ぶ
- 峰雲を積みあげてゆく歩荷かな
- 峰々の野焼き大ジャガが焦げており
- 身の闇を挘りて春の出でにけり
- 身のうちに鮟鱇がゐる口あけて
- 身の内の父を酔わせる新酒かな
- 身のうちの白さるすべり旅のあと
- 身の内の透けゆく紅葉明かりかな
- 身の内の音となりつつ一葉落つ
- 身の内の冬日欠伸となりにけり
- 身のうちへ落花つもりてゆくばかり
- 身の裡にしらほねはあり冬欅
- 身の裡の野生苦くて白鳥は
- 身の影のとんと姿を見せぬ春
- 身の奥の滝けぶらせて君が来る
- 身の鬼を扇ぎてゐたる団扇かな
- 見逃さじ渚の森の白き犬
- 蓑ごと焼かれ一億の蓑虫有事なり
- 身の錆を洗いながして菊の酒
- 身の始末念頭にして霧を吹く
- 身の丈のみーんな大樹初日の出
- 身の丈を知らぬ存ぜぬ大つらら
- 実となりしことをけぎらひ帰り花
- 身の何処か色なき風の葉ずれ音
- 身のどこか裏返りたる盆の波
- 身のどこか透きとほりゆく柚子を煮て
- 身のなかの逢魔が辻の蛍かな
- 身の中のまつ暗がりの螢狩り
- 美濃の闇螢吹雪といふべかり
- 美濃のひと握手離せば凧になる
- 身の振り方コバノセンナに聞いてみよう
- 身の程の蜘蛛の囲にして譲らざる
- 身の回り出来る幸せ弥生かな
- 蓑虫に遠浅の夜が来ていたり
- 蓑虫になって眠ろう神の留守
- 蓑虫に蓑虫下がる去年今年
- 蓑虫の一張羅を着て父を待つ
- 蓑虫の父よと哭けりもらひ泣き
- 蓑虫の此奴は萩の花衣
- みのむしの此奴は萩の花衣
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