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現代俳句データベース(俳句)
現代の名俳句について、作者や季語、出典などの情報を記載したデータベースです。 提供 現代俳句協会 URL http://www.gendaihaiku.gr.jp/index. shtml |
現代俳句データベース(俳句) のさくいん
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- い(記号)
- 凍て飯にぬる茶もあらず子等昼餉
- 冱て返る沼のごとくに午後睡る
- 凍てきれずあり鮟鱇のいびつ顔
- 凍菊を折り焚くわづかなる生色
- 凍てし蝶やがてみなしご火を焚けり
- 凍てしまま鶴の一身あふれさす
- 凍鶴が羽根ひろげたるめでたさよ
- 凍鶴と逢ふはひとりの饗宴にて
- 凍鶴に晒一反青ざめし
- 凍鶴になるまで少年の素振り
- 凍鶴になるらむ此処に鶴折らば
- 凍鶴に一つ菫の咲いてゐし
- 凍鶴に夢の世の月泛みけり
- 凍鶴の一歩を賭けて立ちつくす
- 凍鶴の三歩あゆまず鳴きにけり
- 凍鶴の啼かむと喉をころろころろ
- 凍鶴の母性を避けるように立つ
- 凍鶴やたった一人に向き合えず
- 凍鶴や翼のかわり尾骶骨
- 凍て星と入浴をせり露天風呂
- 凍空に太陽三個死は一個
- 凍て空の林の上に雲一つ
- 凍空を端から開く朝鏡
- 凍滝は父の表情して居たり
- 凍滝やすぎきし時間かがやきぬ
- 凍蝶となるまで生きることの意味
- 凍蝶に指ふるるまでちかづきぬ
- 凍蝶に草の匂いのしておりぬ
- 凍蝶に隙間だらけの風崩れ
- 凍蝶の明日へ熱い息をかけ
- 凍蝶の風に躓くやうに飛ぶ
- 凍て蝶の宿になりしか石仏
- 凍蝶の地よりも低き息遣ひ
- 凍蝶のそのまま月の夜となりし
- 凍蝶の脳裡に映りしは何ぞ
- 凍蝶の舞いおさめしは弥陀の肩
- 凍蝶のまわりはくれないの日暮れ
- 凍蝶は賢者の石に眠りたる
- 凍て蝶や五次元世界いづくにか
- 凍蝶や空の笑ひは裂けるまで
- 凍蝶や携帯電話で死者と話す
- 凍蝶や橋の真中で振り返る
- 凍蝶や毎朝同じ人と会ふ
- 凍蝶を過のごと瓶に飼ふ
- 凍蝶をつまむといつて爺を呼び
- 凍星や遠くレールのうづく音
- 凍星を瞳に宿しキタキツネ
- 凍てゆるむ脚の繃帯解くやうに
- 凍てる滝只今思考停止中
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