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現代俳句データベース(俳句)
現代の名俳句について、作者や季語、出典などの情報を記載したデータベースです。 提供 現代俳句協会 URL http://www.gendaihaiku.gr.jp/index. shtml |
現代俳句データベース(俳句) のさくいん
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- い(アルファベット)
- い(タイ文字)
- い(数字)
- い(記号)
- 一握の砂に草の実まじりけり
- 一握の砂を滄海にはなむけす
- 一握の水の重さや原爆忌
- 一一〇を打つかも知れぬ除夜の鐘
- 一一七忌 もぐら叩きに加わって
- 一枝の紅梅の艶兵の墓
- 一円の翼戦後が黄昏て
- いち日の声使ひきり白椿
- 一月一日不老不死とは淋しからむ
- 一月一日棒立の箒かな
- 一月真言大鯉をぶつ切り居り
- 一月に最も遠い十二月
- 一月の畦まつすぐに行くほかなし
- 一月の産湯や艪櫂横たわり
- 一月の晦鯉の重なりて
- 一月の川一月の谷の中
- 一月の鷗もわれも頸汚す
- 一月のゼウスの足にある力
- 一月の全景として鷗二羽
- 一月のそんじょそこらの翁たる
- 一月の雑木林の鼓動かな
- 一月の扉だったり猫だったり
- 一月の水の流れに肉を置く
- 一月はまた佳きことを待つこころ
- 一月や粥と銀河が胃に残る
- 一月や神へ仏へ身銭きる
- 一月や飛びそこなへし札一枚
- 一月や長居をわびて俳誌燃ゆ
- 一月や裸身に竹の匂ひして
- 一月やパトリオットは豚の華
- 一行詩土筆を置けば隠れけり
- 一行詩森の奥に起っていた
- 一行ずつ夕焼け喰べる生家です
- 一行のイデエ流るゝものを涸らす
- 一行の詩が処刑台のやうに響く朝だ
- 一行の添え書に見る年賀状
- 一隅に冬の匂ひの乱れ籠
- 一隅の冬至かぼちゃに日が当る
- 一隅を得て寒がりし神楽笛
- 一群の向日葵はジャズメンのやう
- 一芸と言ふべし鴨の骨叩く
- 一撃の音のかたちに蛇の衣
- 一撃の皺が皺よぶ夏氷
- 一見に如かず王子の狐火へ
- 一言も何も言わずに落葉かな
- 一言をいつまで悔む隙間風
- 一言を萩に残してドラマー逝く
- 一高へ径の傾く芋嵐
- 一合の飯炊く暮らし寒卵
- 苺ジャム男子はこれを食ふ可らず
- 苺つぶす青春に悔なしとせず
- 苺摘む邪馬台国に深入りし
- 苺なら猫の黒眼と換えようか
- 一語また一語溢れて囀れり
- 一時帰島の纜飛べり初ざくら
- 無花果甘しぐうの音も出ぬ時も
- 無花果裂けどこかで母が呼んでゐる
- いちじくに指密会を見てしまふ
- いちじくに母の拇指たやすく没す
- いちじくの黄落光る土管にも
- いちじくの木のてつぽ虫終戦日
- いちじくの葉蔭に遠く耕せる
- 無花果は熟れずに空のがらんどう
- 無花果は丸煮がよろし晩年に
- いちじくも九月半ばの影つくる
- 無花果や河の向うに灯の一つ
- 無花果や神も仏も見たことなし
- 無花果やみんな無口の会議室
- 無花果やわらべ心に剥かぬまま
- いちじくよ人間やめて何をする
- いちじくを食べたこどもの匂ひとか
- 無花果を食べてしばらく烟るなり
- 無花果を求む自愛のこととして
- 一日が手頃におわり次郎柿
- 一日とて貴重なりしや薔薇紅く
- 一日の奧に日の差す黒揚羽
- 一日の終はり水鳥はなやかに
- 一日は一生であり酔芙蓉
- 一日もの云はず蝶の影さす
- 一日よ虻とは知らず飛んでゐる
- 一日を粗削りして十二月
- 一日を一日かけてかたつむり
- 一日を悔いなく生きて紅芙蓉
- 一日をさくらさくらと使ひきる
- 一日を雪の匂いに噎せている
- 一日を使ひきつたる夏椿
- 一樹なき小学校に吾子を入れぬ
- 一樹にして森なせりけり百千鳥
- いちじゆくやプラットホームも夢の端
- 一条の激しき水や青薄
- 一条を一茶と読めり文化の日
- 一人居に秋の蚊ひとつ打ちもらす
- 一人居に番茶の濃ゆし花疲れ
- 一人居の南瓜スープの濃くなりし
- 一人居は旅の気易さ枯野光
- 一人去り二人去りゆき焚火消す
- 一人去り二人三人黴臭し
- 一人咳けば数人咳いて火葬おわる
- 一人授り一人召されて梅二月
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