THE HIT PARADE (松本孝弘のアルバム)
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解説
松本は、1996年に洋楽カバー・アルバム『Rock'n Roll Standard Club』をリリースしたが、本作は邦楽カバー・アルバムとなっている。元々『Rock'n Roll Standard Club』に取り掛かっていた頃からいつか邦楽カバーもやりたい想いがあったという。松本自身が感銘を受けた楽曲がジャンルを問わずセレクトされている。主に昭和40年代〜昭和50年代の楽曲が多い[4]。サウンドは打ち込み主体の曲が多くなっている。
レコーディングはB'zの活動の合間をぬって、2002年から2003年頃に行われた。25曲レコーディングしたものから厳選した17曲が収録されている[5]。主にGIZA studio所属の女性ボーカリストをフィーチャーしている。
本作は、B'zデビュー15周年の一環としてリリースされたこと、カバーブームだったこと、収録曲がドラマの挿入歌として使われたことなどから、12月8日付のオリコン週間アルバムチャート最高位2位となり[1]、カバー集としてはヒット作品になった。
ジャケットは漫画絵になっていて、街並みの中で松本も含めた参加アーティスト全員が載っており、店の看板などに曲名が書かれている。これは、ハウリン・ウルフのアルバム『ザ・ロンドン・ハウリン・ウルフ・セッションズ』に倣っており、信号機にぶら下がっている坂井泉水の絵はZARDのシングル曲「Don't you see!」に使用されたジャケット写真のオマージュである。
アルバム発売日に放送されたテレビ朝日系『徹子の部屋』に松本が初出演した[6]。
B'z関連の作品は松本・稲葉のソロを含めほとんどがデジタル配信でのリリースも行われているが、本作は配信リリースが行われておらずCDでしか販売されていない。
後述の「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」の関西弁バージョンを収録したCDはパッケージにシールでその旨が明記されている[7]。
- ^ a b “■ オリコン ENTERTAINMENT SITE”. オリコン (2003年12月8日). 2003年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月26日閲覧。
- ^ 「Gold Album+...認定 2003年11月度」『The Record』第530号、日本レコード協会、2004年1月、14頁。
- ^ “THE JAPAN GOLD DISC AWARD|THE GOLD DISC”. 日本レコード大賞 (2004年). 2019年12月1日閲覧。
- ^ “B’z松本プロデュースの懐かしカバーアルバム”. SANSPO.COM. 株式会社産業経済新聞社. 2003年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月24日閲覧。
- ^ Music Freak Magazine108号
- ^ “B'z、松本孝弘が『徹子の部屋』に出演(VIBE)”. Yahoo!JAPAN Music. ヤフー株式会社. 2003年11月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月8日閲覧。
- ^ a b “『THE HIT PARADE』収録内容に関するお知らせ”. ビーイング (2018年12月19日). 2018年12月21日閲覧。
- ^ “松本孝弘(B'z)の音楽的原風景をたどる...!”. HMV&BOOKS onlineニュース (株式会社ローソンエンタテインメント). (2003年10月10日) 2022年9月22日閲覧。
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