MGM-1 (ミサイル)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/10 03:27 UTC 版)
各型と設計段階
- MX-771
- 最初のアメリカ空軍計画番号。
- SSM-A-1
- 作戦用ミサイルのための早期に提案された制式名称。最初の作戦用ミサイルが完成する前に、この呼称は不採用となった。
- XSSM-A-1
- 最初の制式名称は、ミサイル弾体開発のための最初の試作に適用された。
- YSSM-A-1
- 最初の制式名称は、誘導装置の開発のための試作に適用された。
- B-61
- 作戦運用上の制式名称は、SSM-A-1指定に取って代わるつもりだった。この名称は、パイロットのいない爆撃機としてミサイルを分類するようになっていた。
- XB-61
- 改名されたXSSM-A-1
- YB-61
- 改名されたYSSM-A-1
- B-61A
- マタドールの初期生産型。XB-61及びYB-61との主な違いは、それまでの中翼の代わりに高翼による機体の再設計であった。
- TM-61A
- アメリカ空軍が操縦士のいない爆撃機の代わりに戦術ミサイルとしてマタドールを分類することに決めたため、B-61Aから改名された。
- TM-61B
- 最終的にそれ自身のシステムがTM-76メイスとして再命名されるTM-61Aの重要な再設計。
- TM-61C
- TM-61Bが開発中だったため、改善されたTM-61Aは間に合わせとして開発された。
- MGM-1C
- アメリカ空軍に採用された新しい命名規則によって1963年に改名されたTM-61C。TM-61Aは軍から完全に撤去され、TM-61BはTM-76メイスに改名されて最終的にMGM-13の制式名称を与えられたため、TM-61Cだけが改名を必要とされた。
現存するMGM-1
次のリストは、マタドールミサイルを展示している博物館である。
- カロライナ航空技術博物館(ノースカロライナ州シャーロット)(このマタドールは、以前フローレンス航空ミサイル博物館で展示されていた)
- 国立航空宇宙博物館(ダレス国際空港)
- 国立アメリカ空軍博物館(オハイオ州デイトン)
- 航空技術博物館(ジョージア州ワーナーロビン ロビンス空軍基地)
- アメリカ空軍 宇宙とミサイル博物館(フロリダ州ケープ・カナヴェラル空軍ステーション)
仕様
MGM-1C
出典:the National Museum of the U.S. Air Force[1]
- 全長: 39 ft 8 in (12.1 m)
- 直径: 4 ft 6 in (1.37 m)
- 翼幅: 27 ft 11 in (8.5 m)
- 全高: 9 ft 8 in (2.9 m)
- 発射重量: 13,593 lb (6,166 kg)
- 機関
- 第1段(加速): エアロジェット・ジェネラル 固体燃料ロケット・モーター × 1
- 推力: 57,000 lbf (240,000 kN)
- 第2段(巡航): アリソン J33-A-37 ターボジェットエンジン × 1
- 推力: 4,600 lbf (20 kN)
- 第1段(加速): エアロジェット・ジェネラル 固体燃料ロケット・モーター × 1
- 巡航速度: M 0.8, 521 kt (965 km/h, 600 mph)
- 運用高度: 13,400 m (44,000 ft)
- 射程:約1,100km
- 弾頭: W5核弾頭(核出力: 20 kt)
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