GDAL GDALの概要

GDAL

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/16 02:43 UTC 版)

GDAL
作者 Frank Warmerdam
開発元 OSGeo財団
初版 2000年6月8日 (22年前) (2000-06-08)
最新版
3.6.1 / 2022年12月11日
(5日前)
 (2022-12-11)[1]
リポジトリ
プログラミング
言語
C言語, C++, Python
プラットフォーム Cross-platform
対応言語 英語
種別 ライブラリ
ライセンス X/MIT
公式サイト gdal.org
テンプレートを表示

Ver1.3.2まではFrank Warmerdamにより開発され、後にOSGeo財団のGDAL/OGR管理委員会に移管された。類似ライブラリとしてGDALから派生しベクターフォーマットを扱うOGRがあったが、GDAL 2.0リリース以降、GDALに統合された[3]。GDALとOGRは共に広範な機能を有し、商用GISコミュニティ内においても広く利用されており、膨大なデータを扱う分野のフリーソフトウェアとして主要なプロジェクトの一つとみなされている[4][5]

主要なGISソフトウェア(記事があるソフトウェアとしては、ArcGISGoogle EarthGRASS GISMapServerQuantum GISNASA World WindR言語など)の中にはGISフォーマットファイルの読み取りやデータ出力の際にGDAL/OGRライブラリを利用するものも存在する。

現在、GDALは140以上のラスターフォーマットと、80以上のベクターフォーマットをサポートしている。ラスターフォーマットとしてはGeoTIFF、Erdas Imagine、SDTS、ESRI Grids、ECW、MrSID、JPEG2000、DTED、NITF、GeoPackageなどが、またベクターフォーマットとしてはGeoPackage、ESRI Shapefile、GML、GeoJSON、AutoCAD DWG、MapInfo、ESRI Coverages、ESRI Personal Geodatabase、DGN、PostGIS、Oracle Spatialなどがこれに含まれる[6]

関連項目

外部リンク


  1. ^ Download”. Open Source Geospatial Foundation (2022年12月11日). 2022年12月16日閲覧。
  2. ^ GDAL — GDAL documentation”. 2020年2月25日閲覧。
  3. ^ What is this OGR stuff?”. 2020年2月25日閲覧。
  4. ^ Neteler M., Raghavan V. (2006). “Advances in Free Software Geographic Information Systems”. Journal of Informatics. http://ojs.info.gscc.osaka-cu.ac.jp/JI/include/getdoc.php?id=133&article=36&mode=pdf. 
  5. ^ Mark Wilcox (2009). Porting to the Symbian Platform: Open Mobile Development in C/C++. Wiley 
  6. ^ GDAL/OGR — OSGeo-Live 11.0 Documentation”. 2020年2月26日閲覧。


「GDAL」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「GDAL」の関連用語

GDALのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



GDALのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのGDAL (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS