Doom 64
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/05 03:19 UTC 版)
ジャンル | ファーストパーソン・シューティング |
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対応機種 | Nintendo 64、Microsoft Windows、Nintendo Switch、PlayStation 4、Xbox One、Stadia |
開発元 |
ミッドウェイゲームズ Nightdive Studios (再発売) |
発売元 |
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デザイナー |
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プログラマー | Aaron Seeler |
音楽 | オーブリー・ホッジズ |
美術 | Sukru Gilman |
シリーズ | Doom |
人数 | シングルプレイヤー |
発売日 |
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対象年齢 | CERO:Z(18才以上のみ対象) |
エンジン |
id Tech 1 Kex Engine(再発売) |
リマスター版が2020年3月にWindows、Nintendo Switch、PlayStation 4とXbox One、Steam向けに発売され、同年5月にStadia向けにも発売された。
ゲームプレイ
画像外部リンク | |
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ゲームの最初のステージであるStaging Areaにおいてチェーンソーを振り回すプレイヤーに接近するデーモン。武器やモンスターグラフィックなどの全てのビジュアルアセットはDoom 64独自のものである |
プレイヤーは32のステージでデーモンと戦い武器やキーを集め、致死的な待ち伏せやトラップを生き延びつつスイッチを起動してステージの出口までたどり着く。
『Doom 64』で使用するためにDoomエンジンに変更が加えられ、ゲームプレイ要素が変更された。本作は日本語版も存在しており、日本語版のメッセージ表記では「チェーンソーダ! キリキザメ!」といった感じで、ログの部分のみカタカナで表記されるようになっている[1]。 また、北米版と欧州版ではゲームで、プレイヤーがやられて死んだ状態をしばらく放置して待っていると、プレイヤーを嘲笑するメッセージが表記されたが日本語版では削除されている。 また、出血表現では日本語版では敵にダメージを与えた時の出血による血の色が赤色から緑色に変更されている。
武器
『Doom II』の全ての武器は本作でも登場するが[2]、新たなスプライトと効果音で再描画されている[3]。チェーンソーの刃は一つではなく二つになっており、拳には真珠のナックルの代わりに血のついた手袋を付けている。プラズマガンには装備時にスパーク音を発する電気コアが付いており、ロケットランチャーは発射時に小さな反動が生じ、プレイヤーをわずかに後退させる。また、ショットガンのプライミングハンドルは銃身の下ではなくグリップにあり、ダブルバレル「スーパー」ショットガンはリロードが速く、反動が生じる。
プラズマガンやBFG 9000と同じセル弾を使用する新武器のレーザー「アンメイカー(Unmaker)」が追加された。この武器は『Doom Bible』で最初に触れられており、1993年に発売された『Doom』にも登場する予定であったが、実現しなかった。アンメイカーにはゲーム中で見つかる三つの古代アーティファクトの力で三つのレーザービームを(通常より高速で)発射できるようになる。最初のアーティファクトはレーザーの速度を向上させ、第二のアーティファクトは二つめのレーザーを追加し、第三のアーティファクトは自動的に互いに別々に照準を合わせることが可能な三つのレーザーを同時発射することができ、一度に三体の敵を攻撃できるようになる。その後、この武器は2020年に発売された『Doom Eternal』(こちらはスペルが「Unmaykr」)にて再び登場した。
あらすじ
『DOOM』および『Doom II:Hell on Earth』で地獄の軍勢を阻んだドゥームマリーンの成功を受けて、UAC研究施設をとてつもないレベルの放射線で隔離する惑星政策が確立された。徹底的な核攻撃の末に何年もの間設備は停止状態にあったが、ある日、施設を監視する衛星が、「膨大な復活の力を持ち、極度の放射線レベルで隠された単一の実体が探知を逃れた」というメッセージを地球に送った。この実体は、腐敗した死骸をゾンビ化させる能力を持ち、デーモンを復活させた。
施設へ単身派遣されたドゥームマリーンは、地獄へとおびき寄せられながらもデーモンたちを倒し、最終的には「アンメイカー」を用いてマザーデーモンを倒した。その後、もはや普通の生活を送れなくなったドゥームマリーンは、デーモンが再び復活しないようにするために、永遠に地獄に留まることを決意したところで物語は終了する。
注釈
出典
- ^ a b Mr.Katoh (2020年3月30日). “BFG9000ニュウシュ! ヤッタゼ! 『DOOM 64』リメイク版とN64版の違いをプレイして検証した【特集】”. Game*Spark. 2020年6月24日閲覧。
- ^ a b “Doom 64: Doom Never Looked so Doomed Good”. Electronic Gaming Monthly (Ziff Davis) (92): 95. (March 1997).
- ^ “Doom 64: Nothing Can Save You!”. GamePro (IDG) (102): 44. (March 1997).
- ^ IGN staff (1996年11月11日). “Doom 64 News”. IGN. 2014年11月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年7月8日閲覧。
- ^ “Williams Makes Jaguar, Ultra 64 Plans”. GamePro (IDG) (76): 210. (January 1995).
- ^ IGN staff (1996年12月29日). “Doom 64 Gets the Multiplayer Axe”. IGN. 2014年12月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年7月8日閲覧。
- ^ a b “NG Alphas: Doom 64”. Next Generation (Imagine Media) (26): 81–82. (February 1997).
- ^ “Doom: The Ultimate Version of the Greatest Gore Blast Ever!”. Maximum: The Video Game Magazine (Emap International Limited) (2): 56–60. (November 1995).
- ^ “In the Studio”. Next Generation (Imagine Media) (20): 17. (August 1996).
- ^ “In the Studio”. Next Generation (Imagine Media) (28): 19. (April 1997). "Impressed by Nintendo 64's conversion of Doom, id Software immediately granted the Quake conversion rights to Midway, even requesting that the same Doom team be responsible."
- ^ IGN Staff (28 March 1997). "Midway Ships Doom Tomorrow". IGN.
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引数が必須です。 (説明) - ^ a b c d e “Review Crew: Doom 64”. Electronic Gaming Monthly (Ziff Davis) (94): 54. (May 1997).
- ^ a b c d e Gerstmann, Jeff (1997年4月8日). “Doom 64 Review”. GameSpot. 2018年7月25日閲覧。
- ^ a b c d e f g h Schneider, Peer (1997年1月28日). “Doom 64”. IGN. 2018年7月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月25日閲覧。
- ^ Rairdin, John (2020年3月24日). “Doom 64 (Switch) Review”. Nintendo World Report. 2020年4月9日閲覧。
- ^ Reseigh-Lincoln, Dom (2020年3月20日). “Doom 64 Review (Switch eShop)”. Nintendo Life. 2020年4月9日閲覧。
- ^ a b c d e “Finals: Doom 64”. Next Generation (Imagine Media) (29): 142. (May 1997).
- ^ TD3.com (2016年3月19日). “Doom 64 - im Klassik-Import-Test (N64) – MANIAC.de” (ドイツ語). MANIAC.de 2018年11月22日閲覧。
- ^ a b c d e f Major Mike (April 1997). “Nintendo 64 ProReview: Doom 64”. GamePro (IDG) (103): 74–75.
- ^ Klepek (2016年6月9日). “Doom 64 Is The Most Underrated Doom Game”. Kotaku. 2019年10月13日閲覧。
- ^ a b Wales (2020年3月10日). “Doom 64's upcoming port will add a brand-new post-campaign chapter” (英語). Eurogamer. 2020年3月29日閲覧。
- ^ a b 早苗月 ハンバーグ食べ男 (2020年3月14日). “レトロンバーガーOrder 33:「DOOM 64」「Final DOOM」「SIGIL」が現行ゲーム機に登場で,実に倒しても倒しても「DOOM」だなあ編”. www.4gamer.net. Aetas. 2020年6月24日閲覧。
- ^ “23年ぶりの移植となる『DOOM 64』には新しいステージが追加されている―開発スタッフが明かす”. Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト. 2021年5月27日閲覧。
- 1 Doom 64とは
- 2 Doom 64の概要
- 3 開発
- 4 評価
- 5 再発売
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