BOYS AND MEN研究生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/23 17:08 UTC 版)
成り立ちと変遷
BOYS AND MENは2010年に東海地方出身・在住のメンバーにより結成された、歌やダンス、演劇公演、メディア出演などで活動する、「変形学ラン姿のヤンキースタイル」をトレードマークとする男性グループである。2013年9月に始動したBOYS AND MEN研究生は、このBOYS AND MENの「弟分グループ」である[3][4]。グループ結成の基盤は「BOYS AND MENの2期生」を募ったオーディションであり、BOYS AND MEN研究生が最初に「2期生」として誕生したことで、その対比としてBOYS AND MENが「1期生」と呼ばれるようになった。BOYS AND MEN研究生で個人のプロフィール公開に至るまで活動したメンバーの年齢層は、(2013年後期に)1989年〜1994年生まれに固まった1期生より下、1994年〜2000年生まれに収まった。
プロデューサーは1期生と同じくフォーチュンエンターテイメント社長の谷口誠治[2]。楽曲プロデュースは1期生のインディーズ時代を担った音楽家のYUMIKOが中心になった。名古屋を拠点としてライブ、イベントでのステージ・パフォーマンスの活動を基軸とすること、個々のメンバーカラーをあしらった学ラン衣装を身に着けた「エンターテイメント集団」を名乗り、あくまでも「アイドル」とは自称していないこと、といった点でBOYS AND MENの特色を引き継いだ。その中で2020年9月までの7年間に、以下のように変遷を遂げてきた(詳細は下記#略歴を参照)。
- 2013年9月1日、「BOYS AND MENの2期生」として誕生。
- 2014年秋、「BOYS AND MEN研究生」という名のグループとしての形が築かれる。
- 2016年5月〜6月、東京を拠点とする「BOYS AND MEN研究生トウキョウ」のメンバーが合流。
- 2017年3月、選抜ユニット・祭nine.結成。13人組から6人組へ。
- 2019年9月7日、6人組から1人が脱退。9月8日から5人組として活動。
- 2020年9月30日、5人がBOYS AND MEN研究生を卒業。
- 10月1日、BMKと改名。
祭nine.が結成された時点でのBOYS AND MEN研究生の人数が13人であったことから、この13人は「祭nine.の結成・分岐以前のBOYS AND MEN研究生」(上記1〜3の期間)のことを「13人時代」と呼ぶようになった[5][6]。ただし、BOYS AND MEN研究生はメンバーが流動的なグループであり、この言葉は「固定の13人で活動してきた時代」という意味ではない(実際に以下の13人で活動したのは、2016年9月末から1年に満たない期間だけである)。また、これ以前にも13人編成になった時期があり、「メンバーが13人いた時代」はこのときに限らない。その後に13人の中から脱退者が出てからは、人数を表さず「祭nine.とBMKがまだ一緒だった頃」などと言うことが増えている。
「13人時代」の13人は、以下のメンバーを表す。(ト : BOYS AND MEN研究生トウキョウ)
- 祭nine.所属となった、寺坂頼我・野々田奏・清水天規・浦上拓也ト・横山統威ト・神田陸人・髙崎寿希也、の7人
- BOYS AND MEN研究生に残留となった、中原聡太・北川せつら・米谷恭輔・三隅一輝・松岡拳紀介ト・佐藤匠ト、の6人
13人時代
BOYS AND MEN研究生は初期の数か月間はBOYS AND MENの「2期生」のほかに「研修生」「研究生」などと呼ばれており、BOYS AND MENへの加入や昇格を目的とする組織なのかそうでないのか、その立場や方向性が明確にされていなかった。当初は常設劇場への出演など、1期生に付帯した活動が主なものであった。その後「2期生」が「研究生」に変わり、1期生とは活動を別にする(BOYS AND MENへの加入を目的としない)という方向性が示された。
2014年の秋にグループとしての形が築かれて、加入間もなくセンターに抜擢された寺坂頼我を中心に据えたグループになる。13人時代のBOYS AND MEN研究生は、「ヤンキー」を売りにする1期生とは対照の「さわやか」「優等生」といったイメージを打ち出しており[1]、最初の頃の衣装は「花柄のシャツ」や「羽根の付いた天使風」といった、よりアイドル然としたものであった。また、メンバーカラーに相当する「テーマフラワー」が設定された。2015年2月の1期生のガイシホール1万人公演出演を境に学ラン姿を基本スタイルとするが、これも1期生の変形学ランとは違い標準的な形のものであった[7]。「先輩(1期生)と一緒のときは、制服の第1ボタンまで閉める」というルールも存在した[7]。
デビュー作『Boys Be Brave 〜1万回の勇気〜』から6th『ドドンコ Don't worry』まで、6作のシングルを発表した。13人時代の楽曲のほとんどは全員参加ではなく、参加メンバーもさらに「フロントポジションとソロパートが与えられるメインメンバーと、それ以外のメンバー」に分けられていた。メインメンバーは曲ごとに異なるがある程度固定されており、祭nine.のメインボーカルとなった寺坂、野々田奏、清水天規(加入後)の3人は常にこのポジションにいた。この扱いは楽曲パフォーマンス以外、活動全般に反映されていた。
元メンバー
初期の「BOYS AND MENの2期生」の時期に活動を終えた者が十数人いるほか、初期にリーダーを務めた松田拳士郎、寺坂頼我と同期加入の五藤椎南、米谷恭輔と同期加入の松尾崇生、2期生時代から2016年9月まで在籍した松尾青龍、などがいる。ステージ披露、プロフィール公開に及んでいないが、加入時に同時進行していた別のオーディションを選んでMAG!C☆PRINCEのメンバーとなった西岡健吾がごく短期間在籍した[8]。これらはすべて公式なアナウンスを伴わない、離脱した月日も公表されていない脱退である。BOYS AND MEN研究生はBOYS AND MENと同様に、脱退したメンバーについてはその後触れなくなる傾向にある。
BMKの前身時代
6人組時代
6人組となってから、祭nine.との対比として「BMK」と称することが増える。衣装が変形学ランになり、さわやかな優等生というイメージから、1期生のヤンキースタイルを継ぐ路線へとリニューアルした。この頃からテーマフラワーについてはあまり触れられなくなる。6人組時代はリーダーを定めていないが、米谷恭輔が「まとめ役」としてその役割を担った。1期生と同じく「センター」や「エース」といった概念を持たない、6人がほぼ対等な立場のグループとなる[注 1]。後述の「エリア研究生」と活動をともにすることも増え、2018年に和田アキ子とのコラボレーション楽曲「愛を頑張って」をヒットチャート上位に導いた。7thシングル『RUN&GUuuuuN!』から11th『えいやッ喝采』まで、『愛を頑張って』を含む5作のシングルを発表した。
5人組時代
2019年9月に北川せつらが脱退し、BMKとなる5人組になった。まとめ役の米谷がリーダーに就任した。2020年にメジャーデビューと改名を発表。新型コロナウィルス感染症の流行の影響によって当初の予定から遅れたが、9月30日をもって5人はBOYS AND MEN研究生を卒業した。5人組時代は、配信限定シングル『ラブエンX』、アルバム『BMK the BEST』、ラスト・シングル『BLAZING!!!!!』を発表した。
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注釈
- ^ アーティスト写真や作品のアートワークなどにおいて松岡拳紀介がセンターに配置されることが多いが、センターだと明言されてはいない。
- ^ a b 研究生でのカラーと祭nine.でのカラーは異なる。
- ^ 2015年9月に発行されたBOYS AND MENのオフィシャル・ブック『ボイメンWalker』においても、この2人については掲載がない。
- ^ 発売元はインペリアルレコード。
- ^ 松岡と横山以外の結成時メンバー4名のブログエントリーは、2016年4月に削除された。
- ^ 浦上は京都府出身で東海地方にも東京にも属していないため、(仮)という扱いであった[111]。
- ^ 脱退後、ジャパン・ミュージックエンターテインメントのボーイズ・グループ「ONE DAY」に加入。
- ^ 脱退後の2019年、『PRODUCE 101 JAPAN』に参加。
- ^ 2020年に「小日向玲哉」と改名。
出典
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BMK (音楽グループ)
(BOYS AND MEN研究生 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/05 01:20 UTC 版)
成り立ちと変遷
BOYS AND MEN研究生として
BOYS AND MENは2010年に東海地方出身・在住のメンバーにより結成された、歌やダンス、演劇公演、メディア出演などで活動する、「変形学ラン姿のヤンキースタイル」をトレードマークとする男性グループである。2013年9月に始動したBOYS AND MEN研究生は、このBOYS AND MENの「弟分グループ」である[6][7]。グループ結成の基盤は「BOYS AND MENの2期生」を募ったオーディションであり、BOYS AND MEN研究生が最初に「2期生」として誕生したことで、その対比としてBOYS AND MENが「1期生」と呼ばれるようになった。BOYS AND MEN研究生で個人のプロフィール公開に至るまで活動したメンバーの年齢層は、(2013年後期に)1989年 - 1994年生まれに固まった1期生より下、1994年 - 2000年生まれに収まった。
プロデューサーは1期生と同じくフォーチュンエンターテイメント社長の谷口誠治[5]。楽曲プロデュースは1期生のインディーズ時代を担った音楽家のYUMIKOが中心になった。名古屋を拠点としてライブ、イベントでのステージ・パフォーマンスの活動を基軸とすること、個々のメンバーカラーをあしらった学ラン衣装を身に着けた「エンターテイメント集団」を名乗り、あくまでも「アイドル」とは自称していないこと、といった点でBOYS AND MENの特色を引き継いだ。その中で2020年9月までの7年間に、以下のように変遷を遂げてきた(詳細は下記#略歴を参照)。
- 2013年9月1日、「BOYS AND MENの2期生」として誕生。
- 2014年秋、「BOYS AND MEN研究生」という名のグループとしての形が築かれる。
- 2016年5月 - 6月、東京を拠点とする「BOYS AND MEN研究生トウキョウ」のメンバーが合流。
- 2017年3月、選抜ユニット・祭nine.結成。13人組から6人組へ。
- 2019年9月7日、6人組から1人が脱退。9月8日から5人組として活動。
- 2020年9月30日、5人がBOYS AND MEN研究生を卒業。
- 10月1日、BMKと改名。
祭nine.が結成された時点でのBOYS AND MEN研究生の人数が13人であったことから、この13人は「祭nine.の結成・分岐以前のBOYS AND MEN研究生」(上記1 - 3の期間)のことを「13人時代」と呼ぶようになった[8][9]。ただし、BOYS AND MEN研究生はメンバーが流動的なグループであり、この言葉は「固定の13人で活動してきた時代」という意味ではない(実際に以下の13人で活動したのは、2016年9月末から1年に満たない期間だけである)。また、これ以前にも13人編成になった時期があり、「メンバーが13人いた時代」はこのときに限らない。その後に13人の中から脱退者が出てからは、人数を表さず「祭nine.とBMKがまだ一緒だった頃」などと言うことが増えている。
「13人時代」の13人は、以下のメンバーを表す。(ト : BOYS AND MEN研究生トウキョウ)
- 祭nine.所属となった、寺坂頼我・野々田奏・清水天規・浦上拓也ト・横山統威ト・神田陸人・髙崎寿希也、の7人
- BOYS AND MEN研究生に残留となった、中原聡太・北川せつら・米谷恭輔・三隅一輝・松岡拳紀介ト・佐藤匠ト、の6人
13人時代
BOYS AND MEN研究生は初期の数か月間はBOYS AND MENの「2期生」のほかに「研修生」「研究生」などと呼ばれており、BOYS AND MENへの加入や昇格を目的とする組織なのかそうでないのか、その立場や方向性が明確にされていなかった。当初は常設劇場への出演など、1期生に付帯した活動が主なものであった。その後「2期生」が「研究生」に変わり、1期生とは活動を別にする(BOYS AND MENへの加入を目的としない)という方向性が示された。
2014年の秋にグループとしての形が築かれて、加入間もなくセンターに抜擢された寺坂頼我を中心に据えたグループになる。13人時代のBOYS AND MEN研究生は、「ヤンキー」を売りにする1期生とは対照の「さわやか」「優等生」といったイメージを打ち出していた[4]。最初の頃の基本スタイルはツナギ衣装で、そこから花柄のシャツや羽根付きの銀色の衣装といった、よりアイドル然としたものに発展した。また、メンバーカラーに相当する「テーマフラワー」が設定され、それに準じたカラーが後に設定された。2015年2月の1期生のガイシホール1万人公演出演を境に学ラン姿を基本スタイルとするが、これも1期生の変形学ランとは違い標準的な形のものであった[10]。「先輩(1期生)と一緒のときは、制服の第1ボタンまで閉める」というルールも存在した[10]。
デビュー作『Boys Be Brave 〜1万回の勇気〜』から6th『ドドンコ Don't worry』まで、6作のシングルを発表した。13人時代の楽曲のほとんどは全員参加ではなく、参加メンバーもさらに「フロントポジションとソロパートが与えられるメインメンバーと、それ以外のメンバー」に分けられていた。メインメンバーは曲ごとに異なるがある程度固定されており、祭nine.のメインボーカルとなった寺坂、野々田奏、清水天規(加入後)の3人は常にこのポジションにいた。この扱いは楽曲パフォーマンス以外、活動全般に反映されていた。
元メンバー
初期の「BOYS AND MENの2期生」の時期に活動を終えた者が十数人いるほか、初期にリーダーを務めた松田拳士郎、寺坂頼我と同期加入の五藤椎南、米谷恭輔と同期加入の松尾崇生、2期生時代から2016年9月まで在籍した松尾青龍、などがいる。ステージ披露、プロフィール公開に及んでいないが、加入時に同時進行していた別のオーディションを選んでMAG!C☆PRINCEのメンバーとなった西岡健吾がごく短期間(2015年1月 - 2月頃)在籍した。これらはすべて公式なアナウンスを伴わない、離脱した月日も公表されていない脱退である。BOYS AND MEN研究生はBOYS AND MENと同様に、脱退したメンバーについてはその後触れなくなる傾向にある。
BMKの前身時代
6人組時代(中原聡太・北川せつら・米谷恭輔・三隅一輝・松岡拳紀介・佐藤匠)
6人組となってから、祭nine.との対比として「BMK」と称することが増える。衣装が変形学ランになり、さわやかな優等生というイメージから、1期生のヤンキースタイルを継ぐ路線へとリニューアルした。この頃からテーマフラワーについてはあまり触れられなくなる。6人組時代はリーダーを定めていないが、米谷恭輔が「まとめ役」としてその役割を担った。1期生と同じく「センター」や「エース」といった概念を持たない、6人がほぼ対等な立場のグループとなる[注 1]。後述の「エリア研究生」と活動をともにすることも増え、2018年に和田アキ子とのコラボレーション楽曲「愛を頑張って」をヒットチャート上位に導いた。7thシングル『RUN&GUuuuuN!』から11th『えいやッ喝采』まで、『愛を頑張って』を含む5作のシングルを発表した。
5人組時代(中原聡太・米谷恭輔・三隅一輝・松岡拳紀介・佐藤匠)
2019年9月に北川せつらが脱退し、BMKとなる5人組になった。まとめ役の米谷がリーダーに就任した。2020年にメジャーデビューと改名を発表。新型コロナウィルス感染症の流行の影響によって当初の予定から遅れたが、9月30日をもって5人はBOYS AND MEN研究生を卒業した。5人組時代は、配信限定シングル『ラブエンX』、アルバム『BMK the BEST』、ラスト・シングル『BLAZING!!!!!』を発表した。
BMKとして
2020年10月1日にBMKと改名、ビクターエンタテインメント所属となったことを発表した。グループ名としての「BMK」は「Big Monster Kite」の頭文字であり、「凧のようにどんな逆風にも負けず上昇していく、逆境に負けない怪物級のグループになる」という意味が込められている。2021年1月13日にCDシングル「モンスターフライト」をリリースし、メジャーデビューを果たした[2]。
2024年4月27日の卒業公演をもって、中原聡太がグループ卒業と所属会社を退所。
注釈
出典
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