7並べ オプショナル・ルール

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7並べ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/16 23:24 UTC 版)

オプショナル・ルール

ワイルドカードとしてのジョーカー

ジョーカーを一枚または二枚追加してゲームを行う。ジョーカーはワイルドカードとしての役目を果たす。ジョーカーを持っているプレイヤーは、自分の番であれば任意の時に、通常の札を出す代わりにジョーカーを場に置くことができる。ババ抜きと同じく、最後にジョーカーを持っていたプレイヤーは負けとなる(ジョーカーで上がったりジョーカーだけを残すと反則負けとなるルールもある[2]。)が、前述の通り、プレイヤーの誰かが4回目のパスをして脱落した場合はジョーカーを持っているプレイヤーでも最下位ではない順位となる。

プレイヤー(以下Aと呼ぶ)がジョーカーを置いたら、ジョーカーが置かれた位置のカードを持っているプレイヤーはすぐにその位置のカードを出し、代わりにジョーカーを手札に加えなければならない。ただルールによってはジョーカーを受け取るか任意で選択できるようにしている場合もある[2]

例えば、プレイヤーAがジョーカーを5の位置に置いたら、5を持っているプレイヤーはジョーカーの位置に5を置き、ジョーカーを引き取らなければならない。

プレイヤーAがジョーカーを置くことができるのは、現時点でプレイできるカードの位置だけである。例えばハートのカードが4からJまでしか場に出ていなかった場合、プレイヤーAは2の位置にジョーカーを置くことはできない。ハートでプレイヤーAがジョーカーを置けるのは、3かQだけである。

ジョーカーの位置のカードが出されたら、プレイヤーAの左隣のプレイヤーの番に移る。

ルールによっては、ジョーカーは単独で使わず、場に出したいカードの間を埋める形で使用する。上記の例で言えば、プレイヤーAが2を出したい場合に、4の隣にジョーカー・2の順に並べて配置する。3を持っているプレイヤーはジョーカーの位置にカードを出し、代わりにジョーカーを手札に加えなければならない。このルールでは条件を満たすカードが無いとジョーカーを出せないため、場に出ているカードから一つ飛ばしたカードが無いような終盤にジョーカーを持っていると負けが確定する。

ローカルルールとして、2ゲーム以上続けて行う場合、2回目以降に最初にジョーカーを持つのは必ず前のゲームの敗者(最後までジョーカーを持っていたプレイヤー)とする場合がある。

AKリンク

A/Kは「隣り合った」ランクであるとみなす。すなわち♠の7からKまでが場に出ている時には♠のAを場に出すことが許されるし、♠の7からAまでが場に出ている時には♠のKを場に出すことが許される。

♠のAとKとが場に出ている時、♠のAとKとはつながっているという。

♠の7からKまでが場に出たら、以後順に♠の2,3,4を場に出すことができるし、♠の7からAまでが場に出たら、以後順に♠のQ,J,10を場に出すことができる。

♠の7からKまでが場に出た状態で、♠の6,5,4側にカードをつなげたり、♠の7からAまでが場に出た状態で、♠の8,9,10…側にカードをつなげたりする行為が許されるルールの方が一般的である。

トンネル

AKリンク同様、A/Kは「隣り合った」ランクであるとみなす。とみなす。しかし、♠の7からKまでが場に出た状態で、♠の6,5,4側にカードをつなげたり、♠の7からAまでが場に出た状態で、♠の8,9,10…側にカードをつなげたりする行為を許さない場合、♠のAとKがつながった場合に、♠を止めているプレイヤーが逆に不利となるルールである。ハンゲームではこれをトンネルルールという。

お化け

ゴーストというゲームから入った、日本特有のオプショナル・ルールである。

ゲームからまだ脱落していないプレイヤーはゲームから脱落したプレイヤーと会話してはならない(脱落したプレイヤーはあの手この手で脱落していないプレイヤーとの会話を試みる)。もし脱落したプレイヤーと会話してしまったら、脱落したプレイヤーと会話してしまったプレイヤーとの立場が入れ替わる。脱落したプレイヤーは会話してしまったプレイヤーの手札を使ってゲームに復帰し、逆に会話してしまったプレイヤーはゲームから脱落したものとみなされる。

お化けのルールを採用した場合、どの時点でゲームから脱落したとみなすべきかは難しい。ゲームが終了していた段階で脱落したプレイヤー同士順位の決めに関して固定的なルールはない。

コンボ

2~3人でのプレイ時に戦略性を持たせる為に採用される。

手番にカードを出した際、そこに隣接するカードを手札から連続で出しても良いとする。 例として、自分の手番にスペードの8を出し、更にスペードの9,10,Jを出すというもの。 2枚目以降は1コンボ、2コンボとカウントする。ターン終了時には、コンボ数と同枚数の任意の手札を次プレイヤーに譲渡できる。 (上記の例では、追加分スペードの9,10,J分=3コンボ=3枚譲渡)

センター変更

手札を配り終えた時、各プレイヤーが一斉に7を場に出す代わりに、前のゲームで最下位だったプレイヤーはセンターにしたい数字を1つ選ぶ。そうしたのであれば各プレイヤーは指定された数字を一斉に場に出す[3]。指定された数字のを持っていたプレイヤーを先手とする。

ジョーカーを選択してはならない。

前のゲームが無い最初のゲームに限り、センターは7である。


  1. ^ したがって遊びの最後に行なうことが多い。
  2. ^ a b STU48の7ならべ ヘルペディア”. stu48sevens.jp. 2022年7月10日閲覧。
  3. ^ ハンゲーム 7ならべ” (2004年4月15日). 2023年10月12日閲覧。


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