麻雀のローカル役
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/30 07:07 UTC 版)
南北戦争
南北戦争(なんぼくせんそう)は、南・北を各3枚ずつと色Aで"1861"を揃え色Bで"1865"を揃えることによって成立する役。役満[b 13][b 14]。門前役[b 13]。1861年と1865年は南北戦争の開戦と終戦の年である。
アメリカの麻雀に由来する役であるが[b 14]、四面子一雀頭の原則に従っていないため、日本の麻雀では受け入れられていない[b 13]。
金門橋
金門橋(ゴールデンゲートブリッジ)は123、345、567、789という4面子を作った時に成立する役。役満。サンフランシスコにあるゴールデンゲートブリッジの姿になぞらえて、順子の端と端がつながった吊り橋状の4面子を作る。中国麻雀の一色四歩高に相当するが、1ずつずれた形を認めるかは不明である。ダブル役満とするルールもある[g 2]。
ルールによっては清一色でなければならない[g 2]、門前でなければならないとすることもある[g 2]。また金門橋中央の橋脚が最大橋脚であることにならって、雀頭が同色の5でなければならないとする場合もある。その場合は5を4枚使う形になり、格段に難易度が上がる。
青ノ洞門
青ノ洞門(あおのどうもん)は、風牌4種のうち一つと筒子の2・4・8と發で作った対々和を役満としたもの。副露してもかまわない。
大分県の史跡青の洞門に見立てた役。「青の洞門」の逸話を元に書かれた小説『恩讐の彼方に』の著者、菊池寛は戦前雀豪としても有名であった。この「青洞門」という役も菊池寛にちなんで考案されたものと考えられるが、現在一般的な麻雀で採用されることはない。
五門斉
五門斉(うーめんさい、うーめんちー)とは、萬子・筒子・索子・風牌・三元牌を全て使った和了形を作った時に成立する役。5飜[新現代 3]もしくは2飜、もしくは役満[g 2]。五門斎もしくは五門齊と表記することもある。別名を五族協和という。
雀頭は字牌に限るとするルール、対々形のみ認めるとするルール、門前役であるとするルールなど、取り決めには揺れが見られる。現在の日本の麻雀ではローカル役だが、中国麻雀では正規の6点役として認められている。
- 麻雀のローカル役のページへのリンク