韓国鉄道2000系電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/25 10:09 UTC 版)
概要
1993年に試作車(2x30編成)が登場した。これは1994年の果川線開業とソウル地下鉄4号線との直通運転に備えたものである。日本の技術協力によるVVVFインバータ制御と、205系等と同様のビード付ステンレス車体を採用した交直流電車である。これらの車両は安山駅に隣接した安山電動車事務所に配備された。当初6両編成であったが、のちに10両編成化され、烏耳島駅への延伸開業と共に広大な電動車事務所(始興車両事務所)も開所した。VVVFインバータ制御装置は、初期に製造された編成は東芝製、あとは東芝との技術提携を結んだ韓国・宇進産電製である。
また、1994年の盆唐線開業に際しては6両編成が投入された。こちらは交流電化路線を専ら走行するため、ワンマン運転に対応した交流型電車として製造されている。
2011年4月より、4号線所属車両は341000系、盆唐線所属車両は351000系への改番が進行中であり、改番完了まで2000番台と341000番台、351000番台が混在する状況が続くことになる。以下、本稿では改番前の状況を記述する。なお、2012年4月の時点で、全編成の改番が終了している。
2011年には盆唐線の延伸開業と水仁線の再開業に備えて新規に製造された車両が登場した。
2013年9月現在4号線所属車両(341000系)が10両編成30本300両、盆唐線所属車両(351000系)が6両編成43本258両、水仁線所属車両(351000系60番台)が6両編成10本60両が在籍している。 また、4号線所属車両と水仁線所属車両は始興車両事業所に、盆唐線所属車両は盆唐車両事業所に、それぞれ配置されている。
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