藏
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テレビドラマ
『藏』 1995年6月4日 - 7月9日、NHK衛星第2テレビジョンの「BS日曜ドラマ」枠で放送。全6話。脚本:中島丈博、演出:大山勝美、音楽:深草アキ
- 田乃内烈:松たか子、(少女時代)井上真央⇒河野由佳
- 佐野佐穂:檀ふみ、(少女時代)小島聖
- 田乃内意造:鹿賀丈史
- 田乃内賀穂:高橋恵子
- 田乃内むら:香川京子
- 田乃内三佐衛門:大滝秀治
- 田乃内せき:洞口依子
- 坂下涼太:前田耕陽
- 平山晋:東野英心
- ナレーション:柳生博
他に平田満、ト字たかお[1]、正司歌江、大出俊[要曖昧さ回避]、鈴木光枝、渡辺えり子
- ロケ先は新潟県関川村の渡邉邸(国の重要文化財)と山形県川西町の樽平酒造株式会社。
- 1996年5月15日 - 6月19日、NHK総合の「水曜ドラマ」枠で放送。このときの視聴率[2]は、第1回15.7%・第2回16.1%・第3回18.8%・第4回15.6%・第5回16.7%・最終回20.0%。
映画
蔵 | |
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監督 | 降旗康男 |
脚本 | 高田宏治 |
製作 |
亀岡正人 妹尾啓太 川野知介 |
製作総指揮 | 松方弘樹 |
出演者 |
浅野ゆう子 一色紗英 松方弘樹 |
音楽 |
さだまさし 服部隆之 |
主題歌 | さだまさし「烈」 |
撮影 | 森田富士郎 |
編集 | 玉木濬夫 |
製作会社 |
東映 松プロダクション作品 |
配給 |
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公開 |
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上映時間 | 130分 |
製作国 |
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言語 | 日本語 |
配給収入 | 10億円[3] |
『藏』 1995年10月10日公開。配給:東映、脚色:高田宏治、監督:降旗康男、音楽:さだまさし・服部隆之、サウンドトラック:交響組曲 藏(KURA)。日本映画100年記念作品[4]。
キャスト
- 佐野佐穂:浅野ゆう子
- 田乃内烈:一色紗英(幼少期: 小井紗陽)
- 山中せき:夏川結衣
- 竹田涼太:西島秀俊
- 文吉:江藤潤
- 八助:小木茂光
- お半:川島なお美
- 神官:石立鉄男
- 眼科部長:神山繁
- 佐野武郎:船越栄一郎
- 田乃内賀穂:黒木瞳
- 田乃内正博:長谷川初範
- 平山晋:蟹江敬三
- 谷村昌枝:朝丘雪路
- 田乃内むら:加藤治子
- 田乃内意造:松方弘樹
製作
岡田茂東映会長から「アメリカのアクション大作が年に三、四本、日本で大ヒットし、少々の日本映画では太刀打ちできない。アクションものはしばらくやめよう。代わりに日本古来の文化を描いたものをやろう」と指示が出て[5]、松方弘樹の企画が採用された[6]。松方が初めてプロデューサーとして参加し[4]、東映と松方の松プロが製作費を折半した[4][6]。監督には東映出身で当時はフリーの降旗康男に依頼[6]。戦後50年記念映画『きけ、わだつみの声 Last Friends』と共にこの年の東映の勝負作として社を上げての大動員をかけ、前売り券各50万枚、計100万枚を売り切った[4]。
キャスティング
もともと烈役は宮沢りえに決定しており、マスコミを通じて発表もされていたが、クランクイン直前に突如宮沢が降板し世間を賑わせた[6]。代役は新人一色紗英[6]。脚本家高田宏治によると、元々2番手だった浅野ゆう子が「トップじゃないとイヤだ」と言い出し、宮沢側が「話が違う」と怒っての降板だったという。この騒ぎの中行われた制作発表の席上で、浅野は「クレジットはあいうえお順かと思った」ととぼけた[7]。なお、宮沢演じる豪姫がタイトル・ロールになっている映画『豪姫』では仲代達矢演じる古田織部がトップクレジットとなっているが、このときは問題は発生していない。
撮影
監督の降旗は田乃内烈のキャラクターは、宮沢りえより一色紗英の方が良いのではないかと秘かに思っていたため、ベテランの浅野ゆう子や松方さんに伍して一色が立派に主人公を演じてくれて嬉しかったという[6]。
ロケ地
作品の評価
無事ヒット[6]。
舞台演劇
- 『藏』
- キャスト
- スタッフ
- 脚本:佐々木猛
- 演出:堀井康明
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- ^ 新潟弁指導も行っていた。
- ^ 「テレビ視聴率季報(関東地区)」ビデオリサーチ。
- ^ 1995年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
- ^ a b c d 「文化通信情報」『AVジャーナル』、文化通信社、1995年1月、 6–7頁。
- ^ “トップに聞く:(映画100年 邦画はどこへ:9) 監督を使う人材が必要 岡田茂東映会長(七一)”. 朝日新聞夕刊 (朝日新聞社): p. 11. (1995年12月12日)
- ^ a b c d e f g 16 残念な劇場離れ 観客が通じ合うたのしさ大事に
- ^ 「消えた主役」名作ドラマ・映画の知られざる“交代劇”(1)「鬼龍院花子の生涯」脚本家・高田宏治インタビュー
蔵
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