肝膿瘍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/09 05:15 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ウシでは主としてグラム陰性無芽胞嫌気性桿菌の1属であるフソバクテリウム属の壊死桿菌(学名:Fusobacterium necrophorum)感染に起因して発生する。F. necrophorumはニワトリの赤血球に対する凝集性の有無によりF. necrophorum subsp. necrophorum(Fnn)とF. necrophorum subsp. funduliforme(Fnf)の2亜種に分類され、両者は病原性が異なる。菌分離には市販の嫌気性培地に血液を加えた培地を用いる。他の原因菌にはブドウ球菌、連鎖球菌、ブドウ球菌などがある。肝生検時の肝膿瘍穿刺により腹腔内への感染が生じることがある。
関連項目
- 膿
- 後大静脈血栓症
- 第一胃パラケラトーシス
- 第一胃炎
- 趾間腐爛
- 壊死桿菌症
参考文献
- 見上彪監修 『獣医感染症カラーアトラス』 文永堂出版 2006年 ISBN 4830032030
- 1 肝膿瘍とは
- 2 肝膿瘍の概要
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